なんとなく腰痛があるような気がするけど、腰ではなさそう…という方は、もしかしたら仙骨痛の可能性があります。仙骨というとあまり馴染みがないかもしれません。
そこで今回は、仙骨の痛みについてまとめました。 仙骨とは なんでしょう。
腰痛ではなく実は仙骨痛だった!?仙骨痛とは?
仙骨とは?
仙骨と言うとあまり聞きなれないかもしれません。まずは仙骨とは、そもそもどんなものなのでしょうか?仙骨とは、骨盤の骨の一部です。ちょうど骨盤の中心に位置しています。仙骨は、体の土台でもありとても重要な部分です。
実は、上半身は仙骨によって支えられています。この仙骨が何らかの原因で歪んでしまうと、仙骨の上にある背骨、そして頭蓋骨にもズレが生じ、最終的には膝などの下半身にも悪影響を与えてしまうこともあります。
仙骨の痛みとは?仙骨の歪みをチェックしてみましょう
仙骨の位置はおわかりいただけましたか?仙骨の痛みということは、腰でもなく、尾骨でもなく、その間の痛みということになります。仙骨の痛みがある場合は、仙骨に歪みが生じている可能性が高いです。
仙骨が歪んでいるかをチェックしてみましょう。
まずは自然な状態で仰向けに寝てみてください。その際に、足のつま先がV字を描いていれば大丈夫ですが、そうでない場合は歪んでいる可能性があります。
また、肩の高さが違う、足の長さが違うなどといった場合にも、仙骨が歪んでいる可能性があるでしょう。
仙骨が歪む原因とは?
仙骨が歪み原因をまとめました。当てはまるものがないかチェックしてみましょう。
姿勢が悪い
足をよく組む、おねえさん座りをよくする、荷物をどちらか片方の手で持つ、猫背である、立っている時に体重が片一方にかけているなどという場合には、仙骨が歪んでいる可能性があります。
運動習慣がない
骨盤周辺の筋肉が衰えると、仙骨の歪みにもつながります。適度な運動習慣がない方は、筋力が弱まっている可能性が高いです。
出産経験がある
妊娠、出産では、骨盤にかなりの負担がかかっています。出産後、開いた骨盤は元に戻りますが、その際に適切なケアを行っていないと、仙骨が歪んでしまっている可能性が高いでしょう。
仙骨の歪みによって生じる症状とは?
仙骨が歪むと、仙骨の痛みだけではなく、最終的には以下のような症状があらわれることもあります。
肩こり、腰痛、首こり、膝の痛みなど
仙骨の歪みにより体全体が歪んでしまい、血管や神経が圧迫されてしまいます。その結果、肩こり、腰痛、首こり、膝の痛みなどの症状を感じることがあるでしょう。
便秘
仙骨が歪むと、仙骨の前側にある大腸もうまく機能せず、便秘となってしまうこともあります。
冷え、むくみ
仙骨が歪むことで、上半身や下半身にも歪みが生じ、血液やリンパの流れが悪くなってしまいます。その結果、冷えやむくみの症状を感じる可能性もあるのです。
生理痛、生理不順
仙骨の前にある子宮や卵巣が圧迫され、うまく機能できない可能性があります。
O脚、X脚など
仙骨が歪むことで、骨盤全体にズレが生じ、結果的にO脚やX脚の原因となってしまう可能性があります。
仙骨の歪みを予防・改善する方法とは?
今回ここでは、日常生活でできる仙骨の歪み改善方法をご紹介します。慢性的な症状がある場合には、カイロプラクティックや整体などでプロの施術を受けるようにしてください。
姿勢を正す
座っている際は足を組まずに、また立っている際も体の中心に体重をのせるように意識して過ごしましょう。床に座っている時は、あぐらか足を伸ばして座るのがおすすめです。また猫背の方は、背筋がまっすぐなるように心がけてみてください。
適度な運動を取り入れましょう
ヨガやストレッチなどの軽い運動を取り入れ、骨盤周辺の筋力を鍛えるようにしましょう。インナーマッスルを鍛えられるような、ゆったりとした有酸素運動がおすすめです。
簡単エクササイズのご紹介
ぐるぐる体操
足を肩幅に開き、円を描くように骨盤をゆっくり回しましょう。左右バランスよくエクササイズを行ってください。
ごろごろ体操
仰向けに寝て両ひざを抱えます。腰が浮かない程度に、体を左右に揺らして仙骨を刺激しましょう。
まとめ
腰痛ではなく実は仙骨痛だった!?仙骨痛とは?
仙骨の痛みとは?仙骨の歪みをチェックしてみましょう
仙骨が歪む原因とは?
仙骨の歪みによって生じる症状とは?
仙骨の歪みを予防・改善する方法とは?