皆さんはお疲れのときには何かご自身の特効薬のようなものはお持ちでしょうか。 疲労 の 回復 には甘いものが欠かせないという方も多いでしょうが、ふだんから 食事 の栄養を考慮しておくと疲れがとれやすく、また疲れにくくなる効果があります。
好きなものを食べるのも楽しいですが、少し効率的に疲れをとる方法を検討されてはいかがでしょうか。
疲労の回復には食事から!今日からの改善策
メニューのバランスと栄養素
丈夫なからだをつくり、疲労を回復させるためにはまず「タンパク質」が不可欠です。疲労には身体の疲れはもちろんですが、精神的な疲れも多く含まれています。
日中動き回ったり強い紫外線を浴びたり、その上に他人様との関係に悩んでいたりするとタンパク質の消費量はアップします。老化の原因でもある酸化ダメージが細胞を襲います。
その細胞の修復には良質なタンパク質が必要です。お肉、魚介類、大豆、卵などに多く含まれています。お肉が大好きだから毎日焼肉を食べていれば疲れも吹っ飛ぶかというと、気分の問題もありますが胃腸はますます疲労します。
ご自身が疲れを自覚しているときは内臓も疲れていますので、胃腸にやさしい薄味のメニューがお勧めです。豚肉とオカラのハンバーグや焼き魚、煮魚、冷奴に卵スープなどです。豚肉には「ビタミンB1」も豊富に含まれています。
ビタミンB1は炭水化物(糖質)をエネルギーに変えるサポートをしている栄養素です。鮭やたらこ、インゲンやアスパラガス、海苔やひじきなど身近な食材に多く含まれています。
情緒の安定には
「パントテン酸」というのはビタミンB5のことです。疲れにくいからだをつくるのに欠かせません。はちみつや納豆、レバー、鮭、鱈、マグロ、柑橘類などに多く含まれています。
明日は疲れそうだからレバーを食べて抵抗力を高めておこうと考えるよりは、日頃から少しずつ食べて血肉にしておくのが肝要です。食べ慣れないものをいきなり摂取してお腹を壊しても大変ですから、体質に合っているかどうかも少し口にして確認しましょう。
イライラ予防といえば「カルシウム」をイメージされる方も多いことでしょう。牛乳やヨーグルトなどの乳製品、小魚などに多く含まれます。健康に良いのは確かですが、大量摂取すると高脂血症を発症する危険性もあります。
「マグネシウム」も同様です。サプリメントなどで大量に口にすると中毒症状を引き起こすことがあります。ほうれん草や小松菜、ナッツ類、海藻、ゴマに多く含まれています。カルシウムとあわせてほどほどに食事に取り入れましょう。
食べれば疲労回復と情緒が安定するというお墨付きがあるということではありません。
食事の質と生活習慣
疲労の回復には、間食を減らすのもお勧めです。市販のお菓子にはさまざまな油や添加物が含まれていますので、間食するにしてもおにぎりや果物などのほうが胃腸の負担になりません。
間食をしないと食事の量が増えてしまうと心配になるかもしれませんが、お菓子を食べるよりはご飯を食べるほうが良いのは確かです。たとえ油っこいものでも、よくかんで食べるだけで消化の負担を抑えて栄養として吸収されやすくなります。
疲れているととにかくたくさん食べて満腹で横になりたいと思うかもしれませんが、その誘惑をグッとこらえると良質なすいみんをとることができます。たくさん食べると幸せな気分にはなりますが、胃もたれや胸焼けの原因にもなりますし寝つきも悪くなります。
ご自身ではぐっすり眠っているつもりでも、大量の食べ物で胃腸は夜中もフル稼働しています。朝起きたときにお腹がそれほど空いていないのは好ましいことではありません。
たくさん食べたいという気持ちを抑えるために、「クエン酸」を多く含む梅干しや柑橘類を食べるのはいかがでしょうか。エネルギーにも疲労回復の一助にもなり、空腹のときに口にすると頭がスッキリします。
そしてお休み前には、軽くストレッチをすると良いでしょう。食事のあとは血液が内臓に偏っていますので、からだをほぐすことで血液を全身に戻しながら栄養を届けることができます。
まとめ
疲労の回復にはまずは食事から!今日からの改善策
メニューのバランスと改善策
情緒の安定といえば
食事の質と生活習慣