ストレートネック とは 、首の骨の形が真っ直ぐになっている状態のことです。真っ直ぐな状態が継続することで、首の痛みが慢性化することもあります。慢性化しやすい頭痛、肩こりなどの症状は、もしかしたらストレートネックが原因かもしれません。
ストレートネック とは現代人に多い症状です
こんな不調が続いていませんか?
肩こりとも違う、肩の痛みを頻繁に感じるという人は意外と多いです。肩こりは、デスクワークをしている人や、普段運動不足の人に多い不調だと言われています。
しかし、肩こりとよく似た症状には、ストレートネック があり、慢性化している肩こりが、実はストレートネック だったという人も少なくありません。
ストレートネック とは、首の骨が真っ直ぐになった状態をあらわし、通常の形とは違うことから、肩こりに似た痛みを感じることになります。
首の形状をご紹介
ストレートネックとは、首の骨の変形が関係しています。症状緩和をするためには、原因を追究することが大切です。
まず、首の骨の形状について説明します。
首は、7個の頚椎が連なり成り立っています。頭部と首から下部分の体をつなぎ、腕や肩の動作もスムーズに行えるように、常に柔軟性が求められます。
7つある頚椎の内、頭部から数えて1番目の骨を「環椎(かんつい)」、2番目の骨を「軸椎(じくつい)」と呼ぶのですが、この2つの骨は、とても大切な働きをしています。特に首を傾ける動作、頭を前後に倒す動作を取る場合は、この2つの骨が非常に重要な役割を果たします。
頭を前後左右に自由に動かせるのも、頚椎がそれぞれにバランスを保ちながら働いてくれるからです。ストレートネックとは、通常ですとスムーズに働くこれら頚椎が真っ直ぐな状態になるため、首を動かすとき、イスに座っているときに痛みを感じやすくなってしまいます。
ストレートネックの症状
ストレートネックの具体的な症状には、どんなものがあるのでしょうか?ストレートネックとは、首の骨が一直線になってしまった状態ですが、普段私たちは自分で、頚椎の形状を直接確認することはできません。
そのため、頭痛や肩こり、耳鳴りや首痛といった症状に気づき初めて、ストレートネックの診断を受ける人が多いです。しかもこれらの症状は、同時に全て起こるわけではないため、自分がストレートネックであることに気づけないまま長期的に放置してしまう人もたくさんいます。
頸椎が真っ直ぐになることで、頸椎内部を通る神経にも何らかの影響がでることもあります。それが、手のしびれや自律神経の乱れです。
ストレートネックとは、単なる頭痛や肩こりだけでなく、治療法が明確にされていない自律神経失調症に発展してしまう可能性がある重大な症状だからこそ、予防や症状緩和を意識してください。
ストレートネックは、病気ではなく、頚椎の形状を表しているだけですが、不調の慢性化は日常生活に支障をきたしてしまうこともありますので、早めに原因を追究し改善に取り組んでください。
ストレートネックの原因
ストレートネックは、なりやすい人とそうでない人がいます。主な原因が、日常生活の中でついとってしまう「ある姿勢」にあるからです。ストレートネックが原因で頭痛や肩こりを発症してしまう人の多くは、パソコンやスマホを使用する際に前かがみの姿勢を取りがちです。
この「前かがみ」の姿勢は、重さのある頭部を支える首にとっては、大きな負担となります。そのため、長時間パソコンを使用するデスクワークや事務作業をする人、もしくはスマホを長時間使用する人にストレートネックが多いと言われています。
前かがみの姿勢は、首にとって緊張感のある状態ですので、パソコン作業を長時間継続している人は、前かがみにならないような意識が大切です。
まとめ
ストレートネック とは現代人に多い症状です
首は結構頑張っている
首の形状をご紹介
ストレートネックの症状
ストレートネックの原因