「手首が痛い場合の対処法はコレ!小指側が痛い原因は?(前編)」では、手首が痛い原因についてご紹介いたしました。後編では、さらにに踏み込み 手首が痛い 腱鞘炎の種類について、また 小指側 が痛い手首のむくみについてご紹介いたします。
手首が痛い場合の対処法はコレ!小指側が痛い原因は? (後編)
手首が痛い腱鞘炎には種類がある
手首が痛い症状は、腱鞘炎という病名がつけられるケースもあります。普段特に意識しない手首に痛みを感じる場合は、痛みが悪化しないためにも一度病院での診断が必要です。
TFCC損傷
小指側の手首が痛い症状が特徴的なTFCC損傷は、テニス、ゴルフといった手首を使うスポーツで起こりやすい症状です。
スポーツ後に小指側の手首が痛い、腫れが見られる場合は、高い確率でTFCC損傷による痛みであることが判断できます。
軽度の場合は、一定の動作をした際にのみ小指側の手首が痛いという症状を感じるのですが、重度の場合は、手首に圧力がかかる動作ならすべてに痛みを感じるため、日常生活に支障をきたしてしまう人もいます。
マウス腱鞘炎
パソコン操作時にマウスを頻繁に使用する際になりやすい腱鞘炎です。別名「マウス症候群」、「パソコン症候群」とも呼ばれるマウス腱鞘炎は、2種類の症状にわかれます。
1つは、マウス使用による手と腕の不調です。手首が痛い、手や腕のしびれ、肩の痛みなどもマウス使用時に負荷がかかることで痛みを起こします。
もう1つは、マウスを長時間使用することで体のバランスを崩し起こる症状です。手首が痛いというよりも、頭痛や腰痛、背中の痛みや目の疲れがあれば、マウス腱鞘炎の可能性もあります。
ドケルバン病
親指側の手首が痛い症状が特徴です。物をつかむ動作や持ち上げる動作をする際に特に痛みを感じやすいです。
ドケルバン病の検査には、「フィンケルシュタインテスト」が用いられますので親指側の手首が痛い症状があるなら、まずは病院で相談してください。
むくみで手首が痛いこともある!
手首が痛い症状が特に起床後に起こる場合は、むくみが原因の可能性があります。指の先まで伸びるリンパが滞ってしまうと、排出されるべき水分が体内にたまってしまい、むくみが起こります。
むくみがひどい場合には、手首にある腱鞘周辺にまで影響が出てしまう可能性があるため、手首が痛い、特に小指側の手首が痛いといった症状も起こりやすいです。
小指側や親指側、とにかく手首が痛いならまずは安静に
手首が痛い原因は、いくつか考えられるのですが、手首には腱鞘がいくつもあり、痛みを伴い炎症を起こした部分を放置してしまうと熱を持ち、腫れ、症状悪化の可能性があります。小指側や親指側、場所に関係なく手首が痛い場合は、何よりも安静第一です。
まずは自然治癒を目指すにしても手首を動かすことで起こっている痛みですので、極力手を使わないようにしてください。
まとめ
手首が痛い場合の対処法はコレ!小指側が痛い原因は?(後編)
手首が痛い腱鞘炎には種類がある
むくみで手首が痛いこともある!
小指側や親指側、とにかく手首が痛いならまずは安静に