痛風 の痛みは発症していない人々には到底想像できないような激痛です。ガマンしなさい、自己責任だ、遺伝の体質だなどととやかく言われたくはありません。 痛み の 止め 方があるのなら、何でも試したいという方は少なくないと思われます。
今までの対処法への執着を少し置いておいて、ご自身と向き合ってみてはいかがでしょうか。
あきらめなくても大丈夫!痛風の痛みを止める方法
スタンダードな気休め方法
痛風は発症からおおよそ24時間以内に痛みのピークを迎えるといわれています。その間に最も即効性があるとされているのが「ステロイド注射」です。
患部に直接ステロイドを注射しますので、当然ながらものすごく痛いのですが効果はあります。注射が苦手な方はストレスで痛風の痛みが増幅してしまうかもしれません。
また、持病などをお持ちの患者さんは受けられないこともあります。高血圧や白内障、緑内障、脂質異常症、糖尿病などには副作用が強く、不向きです。向いていたとしても、何度も注射しているうちに効果は徐々に薄れていきますので、根本的な解決にはなりません。
多くの患者さんがお世話になる痛み止め(消炎鎮痛剤)は、市販薬もあります。ただし、捻挫などのほかの症状と同じものを何も考えずに使用しては危険です。
アスピリン系の消炎鎮痛剤は症状を悪化させますから、アスピリン系以外のものを服用しましょう。ご購入の際には箱の成分記載をよく確認し、服用前にもう一度使用説明を熟読してください。「使用してはいけないひと」に該当するのを無視して服用するなどは論外です。
症状が悪化して病院で医師に叱られる羽目になります。病院で処方されるのは「ボルタレン」と「ロキソニン」が主流です。痛風の困るところは、突然歩行困難になるほどの痛みに襲われたり、ピークを過ぎると元の生活ができるようになったりすることです。
ついついその都度の処置がなおざりになりがちになってしまいます。面倒くさがらずにその都度、患部を冷やして安静にする時間は次の発作までの鎮静時間と比例します。
鎮圧しないという発想
風邪による発熱と同様に、痛風の発作もからだを守るために起こっています。からだにとって切迫した状態=尿酸結晶が体内に溜まりすぎているのは危険極まりないので、発作を起こして調整しようと頑張っています。
痛みと発熱を伴う腫れで、余分な尿酸結晶を溶かそうとしているのです。想像すると、感謝の気持ちが湧いてきて痛みが少し和らぐかもしれません。
一方、薬の役目は熱を下げることで相反するはたらきです。もしかすると薬は、からだの防御反応である発作の妨げになっていることも考えられます。
試しに一度、発作が起きたときに薬を服用せずにただ安静にして経過をみてはいかがでしょうか。意外と耐えることができて、発作がおさまるのが遅いということもないと発見するかもしれません。
根本的な改善を
遺伝的に尿酸値が高めの方は別として、食生活の乱れや飲酒のしすぎによって肥満気味になっていたり尿酸値が跳ね上がるような生活を送っていては、いつ何時痛風の発作に見舞われても不思議ではありません。
もうここまで太ってしまったから、好きなように食べて飲んでいたいと投げやりにならずに、少しでも運動を始めたりお酒を控えたりしてみると良いことしかありません。それまでが極端な体型や生活であればあるほど、結果はすぐについてきます。
からだは正直ですから、食生活が健康的になるとものの1週間で血色が良くなったりむくみが消えたり、もちろん痛風の発作も軽くなります。痛風の発作のために食べることをガマンするのはつらいという方は、少しずつ食べるようにしてヤケ食いは控えるなどの工夫をしましょう。
食べること以外の楽しみを持つことも大切です。痛風の根源である高尿酸血症の治療に取り組みやすくなります。
まとめ
あきらめなくても大丈夫!痛風の痛みを止める方法
スタンダードな気休め療法
鎮圧しないという発想
根本的な改善を