風が吹いただけで痛いと言われるくらい強烈な痛みを発生させるのが痛風です。悪化してしまうと痛みで生活がままならなくなるほどです。できれば早めに対処をしたいですよね。
痛風 の 初期 症状 を知り、悪化する前に早めの治療と予防を行いましょう。
痛風かも?と思ったら知っておきたい初期症状と治療法
なぜ足の親指が痛風になりやすい?意外と知らない痛風のこと
痛風という名前を聞いたことはあるけれど、具体的にはどのような病気なのか知らないという方も多いのではないでしょうか。痛風は尿酸と呼ばれる老廃物が血液中に増え結晶化し関節に溜まることで、すさまじい痛みを伴った関節痛として発症します。
痛風は尿酸が血液中に増えることで起こる病気です。そのため、痛風を発症する方の中には高尿酸血症という病気を発症している方も多くいます。高尿酸血症は血中の尿酸値が7.0mg/dlを超えた状態をいいます。
高尿酸血症は放置すると腎臓機能の低下や動脈硬化、脳出血、心筋梗塞、尿路結石などの病気を引き起こす可能性のある怖い病気です。
痛風と言えば足の親指に出るという話をよく聞きませんか。これは足が心臓からもっとも遠い位置にあり、血流が滞りやすく体温が低いため、結晶ができやすいとされています。
さらに足の親指の関節は外部からの刺激を受けやすく他の指の関節よりも関節が太く大きい血症が蓄積されやすく痛みが起こりやすい部分なのです。
予防のためにも知っておきたい痛風になる3つの原因
痛風になる主な原因としては性別、遺伝、生活習慣の3つが考えられます。
痛風になる人のほとんどは男性だと言われています。女性は女性ホルモンの影響で血液中の尿酸値が男性よりも低いためと言われています。ただし、女性がほとんど痛風になる確率が少ないといっても痛風にならないということではないので、注意は必要です。
痛風でよく聞く原因の一つに遺伝があります。これは尿酸値に影響を及ぼす遺伝子の変異を遺伝的に受け継ぐためです。
また、家族に痛風の方がいて自分も痛風になってしまったため、遺伝が影響していると考える方も多いのですが、家族であれば生活習慣や食生活が似てくるため、痛風になりやすい習慣を共有していた可能性もあるため、一概に遺伝とは言い難いです。
痛風の原因としてもっとも多いのが生活習慣です。仕事のストレスが多い、激しい運動でのエネルギー消費が多く、食事量が多い、肥満であるなどの特徴が痛風の方には多くみられます。
意外かもしれませんが激しい運動を行う場合にも尿酸値は上昇します。これは体の活動を行うために必要なATPという物質がプリン体の原料にもなってしまうためです。通常であればATPはエネルギーとして消費された際ほとんどが再利用されて尿酸まで分解されることはあまりありません。
しかし、激しい運動を行うことでATPが急増してしまい再利用が追い付かないことがあります。そうなってしまうと、再利用できなかったATPは分解が進み尿酸となり、体内に蓄積されてしまいます。
特に痛風は食生活の影響を大きく受けます。これは食品に含まれるプリン体と呼ばれる物質が尿酸を老廃物として排泄するため、プリン体を多く含む食品を多く摂取し続けることで血液中の尿酸値が高くなり、痛風になりやすくなります。
痛風には予兆がある?知っておきたい痛風の初期症状と治療法
痛風は一度なってしまうと治療が難しく一生付き合っていかなければならない病気だといわれています。しかし、痛風になる前触れや初期症状の段階で気づくことができ、適切な治療を行えば痛みを抑えることは可能です。
まず、痛風になる危険性があるかどうかを知るうえでもっとも効果的なのが健康診断などによる血液検査です。血液検査であれば直接血液中の尿酸値を確認することができるため、自分の体が今どうなっているかを知ることができます。
痛風は初期、中期、末期の3段階で進行していきます。そのため、初期状態で進行を防ぐことができればその後の痛みを抑えることが可能です。
痛風の初期症状としては足の指先や関節に違和感がある、関節が赤く腫れて炎症をおこしている、足の指先が腫れている感覚がある、痛みを感じるが数日すると痛みが治まる、立ち上がる時などに足先に痛みを感じるなどが考えられます。
もし、痛風の初期症状かもという症状が一つで感じられたら迷わず、医師の診察をうけることをおすすめします。適切な診察と治療を受けることは痛風を抑えるだけでなく、合併症の危険性を事前に発見するためにも役に立ちます。必ず、医師の診察を受けるようにしてください。
まとめ
痛風かも?と思ったら知っておきたい初期症状と治療法
なぜ足の親指が痛風になりやすい?意外と知らない痛風のこと
予防のためにも知っておきたい痛風になる3つの原因
痛風には予兆がある?知っておきたい痛風の初期症状と治療法