「梅雨に頭痛はなぜ起きる?知っておきたい天気と頭痛の関係(前編)」では、頭痛の種類や低気圧が引き起こす頭痛についてご紹介いたしました。後編では、梅雨の時期に起きやすい頭痛の予防策をご紹介いたします。
梅雨 の時期は 頭痛 だけでなく、心も体も不調になりやすい時期ですので、しっかりと予防策をとりましょう。
梅雨に頭痛はなぜ起きる?知っておきたい天気と頭痛の関係(後編)
梅雨の頭痛を吹き飛ばす3つの予防策
梅雨の天気と頭痛の関係についてご理解いただけたでしょうか。梅雨の時期の低気圧は避けようとしても避けられるものではありません。しかし、きちんと予防策をとることで頭痛をおこしにくくしたり、軽減したりすることはできます。
いろいろな予防策がありますが、簡単にできて効果的な3つの予防策をご紹介します。
1つ目は体をできるだけ冷やさないことです。梅雨の時期は低気圧の影響で血管の膨張による血圧の低下によって血行不良がおこっている状態です。そのため必要以上に体を冷やさないことが重要です。
冷たすぎる飲み物や食べ物はなるべく避けるようにし、クーラーもなるべく避けてください。もし、ジメジメしていて気持ち悪い時はクーラーで温度を下げるのではなく、除湿モードを使うか、除湿機を使うなどして湿度を下げてみてください。
また、暖かいお風呂に入ることも血行を良くする効果があるためおススメです。
2つ目はストレスをなるべく溜めこまないようにすることです。梅雨の時期は体調不良を起こしやすいだけでなく、ジメジメとした湿気のわずらわしさからストレスがたまりやすい状態になっています。
そこにさらに仕事や人間関係といった精神的ストレスが加わると自律神経の乱れがおこり頭痛の原因となってしまいます。
また、意外かもしれませんがストレスは開放された時にも頭痛を引き起こす場合があります。これはストレスを受けている間に収縮していた血管がストレスから開放されたことによって、一気に拡がり神経を刺激してしまうためです。
ストレスは受けている時も開放された時も頭痛に影響する厄介なものです。適度にガス抜きをし、ストレスを溜めこまないように心がけてください。
しかし、精神的ストレスは現代社会では溜めこまないというのはなかなか難しいかもしれません。そういった場合は身体的ストレスをできるだけ軽減することで、自律神経を整え頭痛予防へ繋げることができます。
3つ目に気をつけたいことは睡眠・運動・食事などの生活スタイルを整えることが重要です。十分な睡眠はストレスへの適応能力を高め、心と体の疲労にも効果的です。適度に体を動かすことは、滞りがちな血流を促進し血行不良を防ぐのに効果的です。
頭痛は空腹時によくおきるため、食事を3食きっちりと食べることも重要です。さらに頭痛にはマグネシウム不足が関係している場合もあります。納豆や牡蠣、玄米ご飯などのマグネシウムを多く含む食品を摂取することで頭痛予防につながります。
逆にチョコレートや発酵食品、肉などは頭痛を促す作用があるため大量に食べるのは避けた方が良いでしょう。
梅雨の時期は頭痛だけでなく、心も体も不調になりやすい時期です。上気した予防策でしっかりと心と体のバランスを整え、梅雨でも健康で快適に過ごせるようにしましょう。
まとめ
梅雨に頭痛はなぜ起きる?知っておきたい天気と頭痛の関係(後編)
梅雨の頭痛を吹き飛ばす3つの対策法