腰椎分離症 を発症してしまったら、早速手術を受けたりコルセットを装着して安静に過ごさなくてはならないとイメージされる方もいらっしゃることでしょう。しかし、よほどの重篤でないケースでは意欲さえあれば ストレッチ を続けることで治る見込みがあります。
手術後も改善がイマイチでお悩みの方にも、効果が期待できます。
ストレッチで治す!!腰椎分離症
全身の筋肉をほぐし、鍛える
整体院や整骨院でマンツーマンで鍛える方法もありますが、お時間やご予算の都合もあります。予定が立つまで何もせずにいるというのはもったいない話です。ご自宅でできるセルフケアをご紹介します。
第一に、腰椎や腰の周りだけを鍛えてもほとんど無意味です。上半身と下半身の筋肉があるからこそ役目を果たすことができているのです。下半身は太ももやふくらはぎ、関節の緊張感を緩めてから徐々に鍛えていきます。
いちばん良いのはお風呂で揉みほぐして、お風呂上がりにストレッチを行うことです。お風呂上がりはのんびりしたいという方も、気持ちよさにハマれば習慣になります。
①仰向けに横になります。②仙骨(お尻の上あたりにある出っ張った大きい骨)を中心に両手で背中を支えながら、足をできる限り真上に上げます。なるべく膝関節を伸ばして美しいポーズを心がけてください。
③その状態で10秒キープします。④足を下ろすときは音が出ないように、そっと床に着地してください。⑤30秒~1分ほど休憩したらもう一度、これを5回は頑張ってください。
かなり疲労しますが、終わったあとは血流が良くなって少しからだが軽くなったような実感を持てるはずです。多少無茶な体勢をとると、からだの潜在力が目覚めて回復力が強まるのです。汗をかいてしまったら、もう一度シャワーを浴びましょう。
猫背を治せば楽になる
小さい頃から周囲の皆さんに猫背を指摘されてきた方は猫背の自覚がおありかと思いますが、社会人になってから本格的に猫背になった方は骨の成長がストップしてから猫背になったので、より一層背骨や腰椎が順応せずに痛みが激しいケースがみられます。
気がついたら背中を伸ばすように意識して、背筋を鍛える必要があります。
①背筋(上体反らし)上半身を上げ切った状態で、10~30秒キープします。②上半身を下ろして10~30秒ほど休憩します。③繰り返し10~30回は頑張ります。休憩時間は長短の変化をつけると緊張感が増して筋肉の発達が早まります。
からだが疲れると精神的なストレスがやわらいで、結果的に心身のリラックスにもつながります。ストレスが溜まるとどうしても前傾姿勢になってしまいますから、背筋を伸ばして深呼吸をするだけでも腰椎や骨盤は喜びます。
どんどん歩く
もちろん「正しい歩き方」が大前提です。安静にしていると足首や指の筋肉が弱まります。足の裏が真っ平らのサラサラになることは老化現象です。「つま先で地面を蹴って、かかとから着地する」のが基本です。
道行く人々を観察すればわかりますが、これがカッコ良くできている方は日本人では希少です。5本指のソックスで靴を履いていても、指は縮こまっています。
①お風呂などで指を1本ずつ手指で前後左右に動かしてあげます。②グーチョキパーをしてみましょう。③両足とも10回ほど行います。これがイマイチできないようであれば、伸縮機能がかなり衰えています。
朝いちばんや外出前にに両足首を回す習慣をつけるだけでも、足運びがスムーズになり腰椎や骨盤の動きも安定してきます。「私は体調が良い」と心の中で唱えたり、声に出していうことも痛みやしびれなどの鎮痛効果があります。
体調が悪いと思い込みながら取り組んでも、ストレスになるだけです。
まとめ
ストレッチで治す!!腰椎分離症
全身の筋肉をほぐし、鍛える
猫背を治せば楽になる
どんどん歩く