朝起き上がろうとしたとき、長いドライブの後、車から降りようとしたとき、あるいは長時間同じ姿勢で作業をした後など、腰が痛くて立てなくなることがあります。 立てない !起き上がれないほどの 腰痛 に付いて、その原因と対処法についてご案内します。
立てない!起き上がれないほどの腰痛
朝、寝床から起き上がることが出来ない
朝、寝床から出ようとしたときに、立ち上がるどころか、上半身を起こすことさえままならない、という激しい腰痛に襲われることもあります。このような場合には無理は禁物です。しばらくは安静にして身体を休めておきましょう。
お急ぎの用事なり、お仕事があるようなら、早々に連絡を取ることをお勧めします。なぜならば、このような場合は身体が悲鳴を上げていることが多いからです。すでに限界近くか、あるいは限界を超えているケースが多いのです。ゆっくりと休むことをお勧めします。
恐らくは、前日か、前々日に重い物を運んだり、長時間同じ姿勢の作業を続けていたということが考えられます。無理をした結果というのは翌朝か、翌々朝にはっきりと症状として表れます。願わくば無理をしないことが望ましいのですが、そうも言えない事情というのもあります。
けれども身体と相談しながら、ご自分のペースで物事を処理していくことは、何事においても大切です。身体の健康こそが何よりの資本です。
寝起きに起き上がるのが辛いほどの腰痛に見舞われたとき、立てないときには、無理をしないこと。身体の悲鳴に耳を傾けてみることが大切です病院が開いている時間になったら、連絡してみましょう。しばらくは安静が必要です。
睡眠環境による要因
特に無理をしたわけでもないのに寝起きに起き上がれない、腰が痛くて立てないという朝、もしかしたら寝る姿勢や寝具に、腰痛を悪化させる原因が潜んでいたのかも知れません。
たとえば疲れ切ってうつ伏せに寝入ってしまわなかったでしょうか?毎晩ふかふかの軟らかすぎるベッドで眠ってはいませんか?確かに軟らかすぎるベッドは気持ちよさそうに見えますが、実は知らず知らずのうちに腰へ負担をかけているのです。
ふかふかの中に沈み込む身体は安定性を欠き、寝返りを打つことが出来ません。したがってずっと同じ姿勢で眠ることになりますので、身体の同じ部位、特に腰からお尻にかけて、さらに首から肩にかけての負担が大きくなってしまうのです。
睡眠とは休息であり、安静であることが大切なのですが、眠っている間にも負担が掛かるようなら腰は休まる暇もなく、疲労が蓄積されていくのは当たり前のことです。
そしてある朝突然、目覚めたときに腰が悲鳴を上げることになるのです。このようなケースを避けるためにも、身体に合ったほどほどの硬さの寝具を選ぶことが大切です。
足がしびれて立てない
長時間正座をした後によくある症状です。同じ姿勢でいると、同じ筋肉の緊張が続き、やがて硬くなっていきます。長時間座っている姿勢から突然立ち上がると、固まった筋肉が身体の動きについていけず、固まったままの状態で、周囲の神経を刺激してしまいます。
この痛みにより立ち上がることが困難になります。スポーツ選手などが、筋肉に無理をさせすぎた後、足がしびれてしまう梨状筋症候群も同じメカニズムです。
座骨神経痛
太腿から膝、ふくらはぎに掛けて、足がしびれてしまう症状です。歩行困難におちいり立てなくなるどころか、座っていることさえ辛くなります。多くの場合、どちらか片足だけにしびれを感じます。
症状が悪化すると両足にしびれを感じ、お尻や泌尿器官の神経を圧迫し、泌尿器系の疾患を誘発する可能性もありますので、早急に医師に相談しましょう。
座骨神経痛の原因としては、椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症などが挙げられます。また、背骨に腫瘍が出来て、坐骨神経を圧迫するケースもあります。どの疾患も立てなくなるほどの症状になったら、早急に医師へ連絡しなければなりません。
出来ればそうなる前に連絡し、日頃からストレッチや腰痛体操などによるケアを行い、予防に努めることが大切です。
まとめ
立てない!起き上がれないほどの腰痛
朝、寝床から起き上がることが出来ない
睡眠環境による要因
足がしびれて立てない
座骨神経痛