坐骨神経痛とは 、どのような怪我であるか知っていますか?お尻から足にかけてのしびれや痛みを大したことはないと思って放置していませんか?実はそのしびれや痛みは放っておくと長い間苦しむことになってしまう可能性があるのです。
坐骨神経痛とは、どのような症状なのでしょうか。また、どうすれば坐骨神経痛に苦しまなくて済むのでしょうか。
坐骨神経痛とは甘く見ると怖い怪我である!
坐骨神経痛とは?
坐骨神経痛とは、お尻から足先にかけて伸びている坐骨神経がなんらかの影響によって圧迫され、しびれや痛みを感じる神経痛です。
痛みはお尻から太ももの後ろにかけて生じ、深刻な状態になると足の指先までしびれや痛みがあらわれる場合もあります。
坐骨神経痛は筋肉や骨のはたらきが低下してきた高齢の方に多く発症する怪我といわれていますが、まれに若い人にも症状があらわれるといわれています。
坐骨神経痛の発見が遅れる原因
坐骨神経痛は、傷害のなかでも発見が遅れるといわれがちな病状です。なぜこのようなことが起きるかというと、坐骨神経痛はぎっくり腰やヘルニアのように激痛が襲ってくることが少ないというケースが多いです。
また痛みの強さは我慢できないほどの痛みではないため、患者さんは「大したことはない。」という気持ちにさせ病院へ通う気持ちを遠ざけているようです。
このような理由から、坐骨神経痛の専門家への受診が遅れてしまうことで怪我の悪化、治療に時間がかかるなどの悪循環に陥ってしまうようです。
坐骨神経痛の症状
坐骨神経痛はおもにお尻や太ももの後ろ、ふくらはぎ、すね、足先に症状があらわれます。これらの部位のどこか一部分にだけ症状があらわれることもありますが、お尻から足先にかけて全体的に症状が現れる場合もあります。
また、具体的な症状として腰やお尻、太ももから足先にかけての痛みやしびれがあり、さらに身体を動かすと際に痛みやしびれが悪化することがあります。さらに、痛みのために歩行が困難になる、足に力が入りにくくなる、筋肉の左右差があらわれるなどの症状もみられます。
また痛みやしびれのほかにも、熱感や冷感、引きつれなどの症状も感じる場合もあるといわれています。
症状は、片側のみにみられる場合もあれば、両側にみられる事もあります。
坐骨神経痛の対処方法
坐骨神経痛の対処法として、まずは絶対安静が必要です。初めて坐骨神経痛になった場合には坐骨神経痛とは思わず、無理に動かしてしまうことがあります。
すると、怪我の状況が悪化してしまい、症状が長引く原因にもなります。基本的に坐骨神経痛は初日が痛みのピークになると言われており、初日に無理をせず安静にしていると予後はよくなるといわれています。
その後、病院での診察を受けましょう。整形外科で受診をすることをおすすめします。病院での診察や治療を受けることで早期の完治を目指せます。
そのほかにも自宅でできる対処法がいくつかあります。アイシングや幹部の固定をすることで症状の改善がみられるとの報告があります。
運動が可能であれば、ストレッチやウォーキングなどの運動をすることで坐骨神経への負担を軽くすることが可能です。ウォーキングに関しては、可能であれば水中ウォーキングをすることで運動中にも下半身に負荷をかけずに行うことができます。
坐骨神経痛を予防しよう
坐骨神経痛に苦しまないためにも、しっかりと予防することが大切です。坐骨神経痛の予防のためには、筋肉にある程度の柔軟性や筋力をつけることによって、神経を圧迫しにくい体を作ることが必要です。
そこで、まずは日常的にストレッチをすることをおすすめします。特にお風呂上りのストレッチは坐骨神経角予防には効果があります。筋肉が温まった状態でストレッチをすることにより、筋温が低いときに比べて筋肉が伸びやすく、より柔軟性が高まります。
さらに、ウォーキングなどの軽い運動を行うことで必要最小限の筋力を保つことができます。
まとめ
坐骨神経痛とは甘く見ると怖い怪我である!
坐骨神経痛とは
坐骨神経痛の発見が遅れる理由
坐骨神経痛の症状
坐骨神経痛の対処方法
坐骨神経痛を予防しよう