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頭痛はお酒の副作用:飲み過ぎはリスク、お酒も薬の一つと心得よう

hiro

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zutsuu insyu

気の合った友達と飲むお酒は、何物にも代えがたい楽しいひと時ですよね。でも、飲み過ぎて翌日「失敗したな」と後悔した経験をお持ちの方もいらっしゃることでしょう。

お酒を飲むと気分がよくなったり、飲み過ぎると 頭痛 がしたり、気持ちが悪くなったり、歩行が覚束なったりするのは、アルコールが身体の仕組みに及ぼす作用(アルコールの薬理作用)によるのです。

今日はアルコールの薬理作用や 飲酒 よる頭痛(即時型アルコール誘発頭痛)についてお話したいと思います。


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頭痛は飲酒の副作用:飲み過ぎはリスク、お酒も薬の一つと心得よう


- 目次 -

  • アルコールの薬理作用:お酒も薬と心得ましょう
  • 飲酒による2種類の頭痛:即時型と遅延型
  • 即時型アルコール誘発性頭痛とはこんな症状
  • 即時型アルコール誘発性頭痛への対応は?

アルコールの薬理作用:お酒も薬と心得ましょう

お酒に含まれるアルコールは主にエタノールと呼ばれており、お酒1L当たりにはおおよそ、ワインには約80g、ビールには50g、日本酒には160g、ウイスキーには430gエタノールを含んでいます。当然のことながら、エタノール含量の高いお酒ほど、アルコールの効果が出やすい(酔いやすい)ということになります。

その他アルコール飲料に含まれる成分(不純物)の中には、大量飲酒により害を及ぼすような低分子アルコール(メタノールやブタノール)、アルデヒド、エステル、ヒスタミン、フェノール、タンニン、鉄、鉛、コバルトが含まれている場合もあります。

エタノールの主な薬理作用は、神経の活動を低下させる中枢神経系抑制作用です。少量の飲酒によるエタノール血中濃度が低い状況では、様々な行動刺激が観察され、この行動の中には快楽な刺激などがあり飲酒特有の楽しい気分を感じることができます。

しかし、過剰な飲酒によって、エタノールの血中濃度が高まると、頭痛を感じたり、気分が悪くなったり、時には問題行動を引き起こしたりします。これが悪酔い(酩酊)の状態です。さらに飲酒を続けると、錯乱、運動障害、意識喪失、こん睡といった急性アルコール中毒の症状が強くなり、生命の危険すらあります。


飲酒による2種類の頭痛:即時型と遅延型

国際頭痛学会・頭痛分類委員会による国際頭痛分類第2版によると、アルコールによる頭痛は「アルコール誘発頭痛」として掲載されています。アルコール誘発頭痛は、即時型アルコール誘発頭痛と遅延型アルコール誘発頭痛の2つにさらに分類されます。

飲酒開始から頭痛発現までの時間の長さで、即時型と遅延型の2つに分類されます。即時型アルコール誘発頭痛は「カクテル頭痛」とも呼ばれており、一方の遅延型アルコール誘発頭痛は「二日酔い頭痛」と呼ばれています。

一般の方々の中にも、これらの2種類の頭痛があることをご自身のご経験から実感されている方がいらっしゃるかもしれませんね。


即時型アルコール誘発性頭痛とはこんな症状

アルコール誘発性頭痛のうち、即時型アルコール誘発頭痛について、先に紹介した国際頭痛分類第2版を元に説明します。遅延型アルコール誘発性頭痛(二日酔い頭痛)については、別の記事で詳しく説明します。

即時型アルコール誘発頭痛は、飲酒直後にアルコールの直接的な薬理作用によって起きる頭痛です。遅延型(二日酔い頭痛)を訴える方よりもはるかに少なく稀で、発症する飲酒量は人によって異なっています(決まっていない)。

飲酒直後に以下のような症状が現れたら、即時型アルコール誘発頭痛の可能性が高いので飲酒を止めたり、ペースダウンしましょう。

A項目のうちの少なくとも1項目とB項目、C項目、D項目を満たすこと。

A項目
①両側性(頭の両側で片方に偏らず)に痛みを感じる
②前頭側頭部(頭の前やサイド)に痛みを感じる
③拍動性(心臓の拍動に合わせてドキンドキン)に痛みを感じる
④体を動かすと痛みが強くなる

B項目:アルコールが含まれる飲料(お酒など)を飲んだ

C項目:飲酒後、約3 時間以内に頭痛が発現した

D項目:頭痛は約72時間(3日)以内に消失した


即時型アルコール誘発性頭痛への対応は?

自分はお酒を飲むといつも頭が痛くなるという人は、即時型アルコール誘発頭痛の可能性がありますので、飲酒を控えることです。また、アルコールは他の頭痛の増悪要因でもありますので、元々偏頭痛など何らかの頭痛が起きやすい方は、飲酒は避けた方がよろしいでしょう。

どうしても飲まなくてはならないときには、人よりもゆっくりのペースで飲み、痛みを感じたら休憩を入れましょう。ペースダウンするときには、水と交互に飲むのが効果的です。

空腹時の飲酒は、身体へのエタノール負荷が通常よりも大きくなりますので、飲酒の機会のある時には予め軽食を取るなど胃の中を空にしないように心掛けましょう。

飲酒による頭痛に対して、市販の頭痛薬を服用される方がいらっしゃいますが、多くの市販薬は飲酒前後の服薬については禁じられています。それは、飲酒状態の方々に対する安全性が十分確認されていないからです。飲酒による頭痛に対しては、薬での対応ではなく、予防的な対応が重要です。

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まとめ

頭痛は飲酒の副作用:飲み過ぎはリスク、お酒も薬の一つと心得よう
アルコールの薬理作用:お酒も薬と心得ましょう
飲酒による2種類の頭痛:即時型と遅延型
即時型アルコール誘発性頭痛とはこんな症状
即時型アルコール誘発性頭痛への対応は?

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Filed Under: 頭痛, 偏頭痛/片頭痛, 風邪や二日酔い 関連タグ:頭痛, 飲酒

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