最近頭痛が長引いて、自分は 頭痛 持ちになってしまったのかとお悩みの方はいらっしゃいませんか。特に おでこ の周辺が痛むという方はその症状によってはご自身で改善したり、もしくは早めに病院へ行って治療を受ける必要があります。
頭痛でおでこが痛む原因と治療法
偏頭痛の症状と予防
おでこ、特にこめかみあたりがズキンズキンと脈打つように痛むのは、典型的な偏頭痛です。女性の患者さんが多く、症状が重いと寝込んだり、吐き気や嘔吐を伴う方もいらっしゃいます。
原因は不明ですが、きっかけとしてはストレス、人ごみ、寝不足、眠りすぎなどが挙げられます。
女性ホルモンの影響や遺伝的傾向もみられるようですが、予防に努めるのが効果的です。まぶしい光や騒音を避け、薄暗い静かな部屋で安静にします。そして氷枕やアイスパックなどで頭を冷やしつつ、カフェイン飲料(緑茶、紅茶、コーヒーなど)を摂ると良いでしょう。
生活習慣の改善を図ることも必要です。規則正しい生活を心がけ、食べ物にも気をつけましょう。チョコレート、チーズ、ワイン、サラミなどは頭痛を発症することがあります。
それでも毎日のように痛み、いよいよ市販薬が効かなくなったり服用回数が増えて慢性化してきたら、病院へ行きましょう。
鼻の病気の可能性
おでこあたりの頭痛に加えて、鼻風邪のような症状がみられたら副鼻腔炎の疑いが出てきます。副鼻腔とは、目と鼻の間の空洞を指します。
その副鼻腔の粘膜がウイルスや細菌に感染したり、ハウスダストや花粉症などによるアレルギー反応が原因で鼻の奥が炎症を起こして腫れ上がるのです。
この状態になるとふだんは鼻水として鼻の中の汚い成分を外に排出している機能が働かなくなり、膿や粘膜が副鼻腔に溜まってしまいます。重症化すると蓄膿症というやっかいな病気になります。
副鼻腔炎は抗生物質の服用によって回復する場合が多いのですが、蓄膿症は慢性鼻炎のような症状に年中悩まされることになります。
風邪の症状との見分け方
特徴は個人差がありますが、主に発熱、鼻づまり、鼻汁、そしておでこ周辺の頭痛です。そして風邪よりも鼻汁が臭い、鼻汁が粘る、鼻づまりが重い、頭痛が長く続く、下を向いているだけで鼻の奥が痛むといった症状がみられたら、副鼻炎の可能性が極めて高くなります。
副鼻炎は急性と慢性とに分類されます。風邪の症状が鼻だけ治らないのはほぼ急性副鼻炎と判断してよいでしょう。急性期に治療せずそのまま放置すると、慢性副鼻炎になります。この慢性副鼻炎の症状は急性より重く辛く、長患いを強いられます。
慢性副鼻炎は、切開して膿を出す手術が必要になることもありますので、急性期での早期治療が肝要です。
早めに病院へ
副鼻炎は、軽度であれば自然に治ることもありますが、アレルギーなど何らかのきっかけによって急に悪化することも想定されます。念のため、症状の軽いうちに一度お近くの耳鼻咽喉科を受診することをお勧めします。
もしくは、ただの鼻風邪かもしれないのに耳鼻咽喉科へ行くのは恥ずかしいという方には、内科で風邪なのか副鼻炎なのか確かめるという方法もあります。
副鼻炎や蓄膿症の恐ろしいところは、溜まった膿が脳神経を刺激し続けることによって日常生活に支障をきたす症状が現れることです。
例えば、意力減退、記憶力減退、注意力減退などが挙げられます。場合によってはお仕事や家事で決定的なミスを犯し、ご自身や周囲の方々にも被害が及びかねません。
そのような最悪の事態を招かないためにも、ただの鼻風邪だと決めつけて病院を敬遠せずに早めに足を運びましょう。
まとめ
頭痛でおでこが痛む原因と治療法
偏頭痛の症状と予防
鼻の病気の可能性
風邪の症状との見分け方
早めに病院へ