辛い頭痛に悩まされている方も多くいらっしゃると思います。実は現在、日本人で頭痛に悩まされている方は4人に1人と多い割合でいるといわれています。しかし、 頭痛 といってもどの場所に痛みを感じるかによって原因などが異なります。
今回は特に 後頭部 の 右 側に痛みを感じる場合をご紹介します。
悩まされている頭痛…後頭部右側に生じる原因は?
後頭部の右側に頭痛を感じる場合の頭痛
頭痛のなかでも、特に後頭部右側に痛みを感じる場合には、4つの場合が考えられます。その4つの場合とは、偏頭痛、緊張性頭痛、群発性頭痛、後頭部神経痛です。
では、それぞれの症状や原因について詳しく紹介します。
片頭痛
まず、偏頭痛の症状と原因です。片頭痛は脈に合わせて痛みを感じることが多いといわれており、頭痛の中でも多くの方にみられているず頭痛です。特に右側の後頭部や左側の後頭部など頭の片側に痛みを感じることが多いといわれています。
軽症の場合には痛みを我慢することができますが、症状が重症化してしまうと頭の両側に痛みを感じるようになり、吐き気やめまいなどの症状も引き起こしてしまうのです。
片頭痛の主な原因としては、心身のストレスです。ストレスなどによって血管が拡張し、炎症をおこすことで痛みにつながります。
症状を発症してしまった場合には光や音などの刺激によって痛みが増強してしまうことがあるので、静かな場所でゆっくりと休むことがおすすめです。
緊張性頭痛
緊張性頭痛とは、頭の後ろが締め付けられるような痛みを感じます。症状はほぼ毎日続き、痛みとともにめまいを感じることも度々あります。
緊張性頭痛の原因としては、長時間パソコン作業やスマートフォンを使っていることで首の筋肉に疲労が蓄積、これによって脳への血流が滞ることで痛みを感じます。
ストレッチやマッサージ、お風呂に浸かるなど血流を改善することで症状が改善、緩和されます。
群発性頭痛
群発性頭痛は、緊張性頭痛が慢性的に痛みを感じるのと反対に、突発的に痛みを感じる症状です。特に片方の目の周辺から痛みを感じはじめ、目の奥、さらには後頭部に痛みを感じます。頭痛に合わせて目が充血する特徴があります。
そのほかにも、鼻水など風邪に似た症状を感じることもあります。群発性頭痛の原因としては、お酒やたばこ、ストレスです。これらの原因によって脳へ栄養を送る血管の血流が滞り、痛みを感じます。
ストレスのもととなるものを控え、リラックスすることや痛みのある部分を冷やすことで症状の改善が期待できます。
後頭部神経痛
最後に後頭部神経痛についてです。症状としては、耳の後ろから後頭部にかけて痛みを感じます。軽症の場合には片側に痛みを感じますが、重症化してしまうと後頭部全体に痛みを感じることもあります。
原因としては、後頭部の神経がストレスや細菌によって刺激されることによって痛みを感じます。
右側に痛みを感じる理由は?
以上にあげた頭痛の症状や原因は主に片側に痛みをともなうものではありますが、特に右側に頭痛を感じることが多い方はなぜ右側に多く痛みを感じるのでしょうか。
考えられる理由としては、利き手が右手のため筋肉の硬直が右側におこりやすくなる、効き目が右目である、身体の右側に軸が傾いているなどがあります。ほとんどの原因として共通するのが右側になんらかの形でストレスがかかっているということです。
そのため、身体の右側を主に使っているという方は、できるだけ、左側を使用することを意識し、身体の両側を均等に使うことを意識すると頭痛がおこりにくくなるといわれています。
また、頭痛を感じた場合にはさまざまな対処法がありますが、どうしても我慢ができない場合や慢性的に長期間続くような場合には、病院へいき検査してもらうことをおすすめします。
まとめ
悩まされている頭痛…後頭部右側に生じる原因は?
後頭部の右側に頭痛を感じる場合の頭痛
片頭痛
緊張性頭痛
群発性頭痛
後頭部神経痛
右側に痛みを感じる理由は?