足首 が 腫れ ていることに気づいたら、湿布やスプレー、塗り薬をする方が多いことでしょう。それで治まれば良いですが、徐々に悪化している場合は悠長に構えていると後悔するかもしれません。腫れがひかないときは、悩む前に病院へ行くことも検討しましょう。
虫さされではない足首の腫れの原因は?
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痛みを伴う場合
足首が腫れていて、かつ痛みもあるときは何らかの疾患を生じていると考えましょう。まず可能性の高いのは「捻挫」です。足首の関節を強くくじくと起こります。足の片方のみ腫れていて、押すと痛みがある場合は捻挫かもしれません。
捻挫は安静にしていれば自然に治ることもありますが、病院で診察してもらったほうが無難です。
次に「骨折」です。骨折にはポキっと折れる「圧迫骨折」と練習のしすぎなどによる「疲労骨折」があります。圧迫骨折であればわかりやすく歩けないので問題ありませんが、疲労骨折はひとによっては長くガマンできてしまいます。
バレエやスポーツの練習に熱心で、痛み止めを飲んだりテーピングをしたりして限界まで耐えているとふだんは何ともなく過ごせていても、練習の最中や後にだけ痛みがあらわれ、一晩休むと治まるということがあります。
痛み止めやテーピングが効かなくなった頃には、相当程度悪化している可能性が高いですから、無理に「大丈夫」とご自身を励まし続けて頑張るのは危険です。
そして「足関節靭帯断裂」は足首に不自然な大きな負荷をかけたときに発症します。かろうじて捻挫は免れたものの、足首が腫れてむくんでいるだけだとどうしても油断してしまいます。
足をかばいつつもいつも通りのパフォーマンスをしていると、またひねったりねじったりして回復が遅れてしまいます。
最後は、「痛風」です。足首と無関係のように感じますが、大いに関係があります。足の親指の付け根が赤く腫れていて、足首の関節が腫れあがり熱を持っているような、刺すようなしびれるような痛みがあったら、痛風を疑いましょう。
痛風は完治が困難な病気ですから、可能性として疑いたくない気持ちになるかもしれませんが早めに病院へ行けば治療の効果も上がります。
長年の習慣によるもの
もはやご自身のなかではふつうのことになり過ぎて、考えたこともない方もいらっしゃるかもしれませんが、「偏平足・ハイアーチ」も足首に負担をかけ続けています。周囲に指摘してくれるひとがいないと、偏平足が何なのかもわからなくても不思議ではありません。
偏平足の方は、足の裏に土踏まずが存在しません。そのため、歩行時の衝撃を足の裏全体にダイレクトに受けてしまって疲労しています。反対にハイアーチの場合は、極端に足が変形しています。こちらも衝撃が一極集中型になってしまい、足首周りに痛みを生じやすくなります。
歩き方の矯正は一日二日でできるものではありませんから、たとえば朝ご自宅を出るのを5分早めてスニーカーで丁寧に姿勢よく歩いて駅に向かうなどを習慣にすると良いでしょう。
治療後の予防法
足首が腫れていたら、湿布よりもまず「冷やす」ことが先決です。バケツにお水を入れて足を入れても良いでしょう。ただし冷やしすぎると血流が悪化してしまいますので、ほどほどにします。ガマンの限界まで冷やすのは厳禁です。その後で、都合をつけて早めに病院へ行きましょう。
治ったあとは、再発予防に努めなくては意味がありません。スポーツではなく、ストレッチをすると柔軟な強い足首に生まれ変わります。
加えて、食生活の改善も必要です。からだは食べものでつくられているのですから、必要な栄養とそうでもない栄養があります。特に塩分の摂り過ぎはさまざまな病気になりやすくなります。
不健康な食生活である自覚があるのであれば、見直すべきです。遺伝的なものを除いては、必ずご自身の生活習慣に原因があります。
まとめ
虫さされではない足首の腫れの原因とは?
痛みを伴う場合
長年の習慣によるもの
治療後の予防法