夜寝ている際などに突然ふくらはぎがつる、いわゆるこむら返りを経験された方もいらっしゃると思います。こむら返りは非常に痛みを感じるため、できることであれば予防をしたいものです。
では、なにが 原因 となって ふくらはぎ が つる ということがおきてしまうのでしょうか。
ふくらはぎが突然つる原因とは?
ふくらはぎが“つる”とは?
急に足を動かした際や、寝ている間に突然、足がぴんと伸びてしまった状態で痛みを感じたことはないでしょうか。足の筋肉がこわばってしまい、痛みをともなった状態で動かすことができなくなってしまった状態を足が“つる”といいます。
これは別名“こむら返り”ともよばれており、足のけいれんをともなう場合もあります。では、なぜ突然筋肉がこわばってしまうような状態がおきてしまうのでしょうか。
ふくらはぎがつる原因
ふくらはぎがつる原因としては、大きくわけて2つ考えられます。
まず一つ目の原因が筋肉の疲労です。特に激しい運動はしていないのに、筋肉に疲労がたまるの?と疑問に思う方もいらっしゃるかと思いますが、日常生活のなかでふくらはぎは非常に使われる場所になります。
歩く、階段の上り下りなど気がつかない間に筋肉に疲労は蓄積されているのです。特に、高齢者の方になると、もともとの筋力が弱い状況で歩く動作などをいつもより多くしてしまうと、筋肉に疲労がたまり夜中にふくらはぎがつってしまう原因となるのです。
そのほかの原因としては、冷えなどによる血行不良やミネラル不足などがあります。特に女性では冷えによって血行不良がおきてしまうことが多くいわれています。
夏場など、夜暑いからといってクーラーの効いている部屋でふくらはぎを出して寝てしまっていると足が冷え、血行が悪くなってしまい筋肉が硬直してしまうことがあります。
また、昼間に汗をたくさんかいていたのにも関わらず、水分とともにミネラル分を補給してしないと寝ている間に筋肉が興奮状態になってしまいけいれんを引き起こしてしまうといったことにつながってしまうのです。
このミネラルが不足している状態を電解質不足といい、塩分だけでなく、カルシウムやマグネシウムといったさまざまなミネラル分を補給することが大切です。
ふくらはぎがつった場合の対処法は?
ふくらはぎが突然つってしまった場合には、まずは筋肉が硬直してしまっているので、ゆっくりと筋肉を伸ばすことが重要です。このときにいきなり伸ばしてしまうと筋肉を傷つけてしまう可能性があるので、ゆっくりと伸ばすことがポイントです。
また、痛みが強いので伸ばしたくないと思われる方もいると思いますが、筋肉を伸ばしてあげたほうが筋肉の硬直も早く解消されます。
また、痛みがおさまった後でよいので、水分補給とミネラル分の補給をおこないましょう。このときにあまり冷たいものを飲んでしまうと吸収が遅くなるため、白湯か常温のものを飲むことをおすすめします。
頻繁につる場合には病院へ
健康な方や若い方でもふくらはぎがつるといったことはよく起きています。そのため、ふくらはぎつること自体には特に問題はないとされています。
しかし、注意が必要な場合は、頻繁にふくらはぎがつってしまう場合です。この場合には筋肉の疲労や、電解質異常などが原因のほかになにか病気が潜んでいる可能性があるためです。
代表的なものとしては糖尿病や脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、脳梗塞、肝硬変、腎疾患など場合によっては命に関わる病気もあります。
筋肉の疲労の蓄積や電解質不足に気を付けているのにも関わらず、少しの動作でふくらはぎがつってしまう方や、毎晩のように寝ている最中に足がつる場合などは一度病院で検査をしてみてください。
まとめ
ふくらはぎが突然つる原因とは?
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ふくらはぎがつった場合の対処法は?
頻繁につる場合には病院へ