運動を頑張ったあとに筋肉痛になると、達成感のような良い気分になられる方々は多いことでしょう。特に 太股 が 筋肉痛 になっていると足全体をまんべんなく動かしたことになります。
心地よいほどの筋肉痛であれば一晩休めば治りますが、寝つきが悪くなるほどの痛みには対策を講じたほうがよいでしょう。
太股の筋肉痛は努力の証?できれば早く治したい!!
せっかちにならずに労わる
筋肉痛が一瞬で治るという方法はありません。ふだん楽をさせていた筋肉をいきなり動かして疲労させたのですから、これ以上悪化しないようにまずはゆっくり休みます。疲れ果てて動く気力もない状態で、ストレッチをしても余計に疲れるだけです。
横になって安静にして、動きたくなったら揉みほぐしたりストレッチをするとよいでしょう。少し動いたほうが血流がよくなり筋肉の回復をサポートしてくれます。
とにかく冷やしてスーッとしたいという場合は、アイシングがいちばん効果を期待できます。ただ持っていないことも多いですし、冷湿布はどうかということになります。
冷湿布と温湿布を交互に貼ると血流が促進されそうなイメージがありますが、実際はほとんど気休めです。それに交互に貼っていると湿布のさまざまな成分が入り混じってしまい、皮ふが炎症を起こしやすくなります。
成分を気にせずに手っ取り早くできるのは、冷たいシャワーです。できれば椅子に座って足を伸ばして太股や足全体にかけるとよいでしょう。運動したあとは汗や皮脂も出ていますから、一度洗い流したあとのほうがかゆみなどが出てこなくて気持ちがよいです。
もちろん寒いのをガマンしてまで行う必要はありません。風邪をひく前に5分ほどで一旦切り上げて、1時間ほど経過したらまた水シャワーをするくらいで十分です。
ほどよくからだを動かしてみる
運動後のストレッチは早く休憩したいので、どうしてもおざなりにされがちですがここでひと頑張りできると筋肉痛の原因を減少させることもできます。ストレッチはアキレス腱を伸ばしたり、踏み台昇降などが家の中でもカンタンにできておすすめです。
膝立ちで家の中を一周してみるというのも心身の気分転換になります。ふだんの半分からの視線で眺める我が家は一味違います。どのストレッチも勢いはつけずに柔軟をイメージしながら、ゆっくり続けます。
物足りないという方には、ウォーキングやプールでの水中歩行に挑戦してみてはいかがでしょうか。もはや運動後のストレッチというよりも立派な運動ですが、筋肉痛で思うように動けない間、ずっと安静にしているのもかえって疲れますし筋肉も衰えてしまいます。
ウォーキングは外に出ればすぐに始められて、いつでも引き返して帰宅できます。
プールでの水中歩行は、ご自宅にある程度の大きさのプールがない限りはジムや公営のプールまで足を運び、お金もかかります。疲れすぎないように20~30分ほど外やプールを歩くために出かけられるかは、気持ち一つです。
ごはん、すいみん、予防
筋肉痛は病気ではありませんが、回復にはバランスのよい栄養は欠かせません。好きなものを好きなだけ、ではなく改善に効果のある食べ物も多くあります。
タンパク質は疲労回復には最も大切です。お肉や魚介類、大豆製品、卵のうち食べられるものが何もないという方は少ないでしょう。
ビタミンにはA、B、Cいろいろありますが、野菜や果物、レバー、とうがらし、納豆などに豊富に含まれています。お肉や魚にも含まれていますし、あまり神経質になるのもストレスになり疲労回復を妨げてしまいます。クエン酸や亜鉛が健康によいと耳にしたことのある方も多いかもしれません。
サプリメントで摂取するイメージがありますが、夏みかんやレモンなどの柑橘類や黒酢にはクエン酸がたっぷり入っています。亜鉛は大豆やレバー、牡蠣などに含まれていますがこの3つを一食で口にすることはあまり考えられません。
上手にサプリメントを活用しましょう。食べたら自然と眠くなるでしょうから、理想としては7~8時間ほど休み筋肉の修復時間を確保しましょう。
筋肉痛はどちらかというと発症後よりも予防に力を入れるほうがとても楽です。準備運動とクールダウンを怠らず、運動中の水分補給をこまめにします。水分不足は血液がドロドロになり筋肉が疲労しやすくなるためです。
まとめ
太股の筋肉痛は努力の証?できれば早く治したい!!
せっかちにならずに労わる
ほどよくからだを動かしてみる
ごはん・すいみん・予防