吐き気がすると、食べ過ぎ飲み過ぎ、風邪でもひいたかなと思う方が多いことでしょう。あまり想像されないかもしれませんが、ストレスが原因のこともあるのです。小さいものから大きいものまで ストレス は人それぞれさまざまです。
吐き気 を治めるにはどうしたら良いのか、検討してみましょう。
吐き気とストレスの相関性とは?元凶は?
ストレスの臨界点
吐き気がストレスによる心因性のものかどうかは、吐き気がいつ来るかによってある程度判断できます。
たとえばご自宅でリラックスをしてテレビを観たり本を読んだりしているときは吐き気の症状はなく、外に出て電車に乗っているときや仕事で緊張状態が続いたとき、苦手なひとに会っているときなどに吐き気に襲われる場合には心因性である可能性が高くなります。
ストレスを完全に失くすことは不可能ですし、またその必要もありません。適度なストレスがないとかえって身体能力は衰退します。またいつ吐き気が来るかわからないので、一日中気にして過ごすことも大きなストレスになってしまいます。
むずかしいことですが、小さいことで悩まずに朗らかに過ごすことが症状を緩和するいちばんの方法です。ご自宅でリラックスをしていても吐き気がときどきあるというケースは、身体的な特に内臓に負担がかかっていることが多いようです。
好きなものを好きなだけ飲食することはご自身にとってはストレス解消になっているかもしれませんが、内臓には消化に時間のかかるストレスでしかありません。
ときにはたくさん食べたい日もあるでしょうが、それは時々にして適切な量を楽しむスタイルに転換すると良いでしょう。
病院行きで万事解決なるか
吐き気の症状があまりにもつらくて外出ができない、というレベルにならなくても病院へ行くのはお勧めです。ストレスだから心療内科に行きたくなるかもしれませんが、まずは内科や消化器内科などが良いでしょう。
内科のクリニックなどでみてもらうと「風邪ですね」と風邪薬を処方されて帰らされることが一般的ですから、できれば総合病院のほうが納得のできる説明をもらえる可能性は高いです。
診断の結果、ストレスによるものとはっきり判明したら気分的には少し気楽になります。ご自分ひとりで悩んでいたときよりも、公式にストレスが原因といってもらうと前に進む気力が湧いてくるのではないでしょうか。
ご自身でストレスの軽減方法を試行錯誤しても良いですし、心療内科やカウンセラーのお世話になるのも良いでしょう。ただし、医師やカウンセラーの方々はいろいろな方がいらっしゃいます。信頼しすぎて依存してしまうことのないように自戒してください。
最後に頼りになるのは自分自身なのだという気概をもって利用するべきです。費用もかかりますし、期間を決めて通うとメリハリがついて良いかもしれません。
自分で自分を保育する
ストレスの原因を洗い出して対策を立てたら、あとはもうひと手間かけて身体の状態を改善しましょう。栄養と運動は基本です。嫌いなものをガマンして口にすると新たなストレスが生まれてしまうかもしれませんから、好きなものをバランスよく食べましょう。
特にお肉、魚、野菜、果物のバランスは大切です。お菓子が食べたくて仕方がないときは、みかんやヨーグルト、ドライフルーツなどを取り入れるとお菓子の量を減らすことができますし、消化もよくなります。
お酒はほどほどに、おタバコは禁煙するにこしたことはありません。運動はジョギングなどの負担の大きいものでなくても、ラジオ体操やストレッチで十分です。ふだん運動する習慣のない方はほどよく汗をかいて気分も良くなります。
運動をする時間がないという方は、深呼吸を習慣にしましょう。これなら面倒くささもありませんし、続けられるはずです。腕の上げ下げもていねいに行いながら、深呼吸を20回ほどすると頭もスッキリして目も覚めます。
朝昼夜と1日3回できるのが理想です。吐き気に人生を振り回されてたまるかという強い気持ちをもって、吐き気が来たらなにかほかのことを考えたり、お水や麦茶を飲んで一息つくと良いでしょう。
まとめ
吐き気とストレスの相関性とは?元凶は?
ストレスの臨界点
病院行きで万事解決なるか
自分で自分を保育する