食事をした後しばらくして吐き気がした場合には、食べた物について記憶をたどります。思い当たるものがないか、その 食べ物 をいっしょに食べた家族の様子はどうか調べたり、たずねたりします。
吐き気 が治まらないときやほかの症状がつづくときには医療機関を訪れて治療が必要なことがあります。
吐き気がしたとき まず知ろう食べ物と体の異常
吐き気がしたとき、吐いたとき
細菌やウイルスがついていたんだ食べ物や、人体に有害な物質の誤飲などによって吐き気が起こることがあります。食中毒や薬物中毒です。それ以外にも吐き気を起こす要因があります。
感染症や寄生虫、食物アレルギーなどはそれとはべつです。いずれも吐き気を起こす可能性がありますから、そのいずれであるか、まずは身近な食べたものから調べるとよいでしょう。
食べ物で起こる吐き気
明らかに口に何かを入れたあとに吐き気が起こるのであれば、まずは食べ物を調べてみるのがいいでしょう。とくに生のまま食べる食品は、こうした症状を起こすことにつながりやすいです。
また、調理したあと適切に保存していなかった場合も同様です。同じ食べ物を食べた家族の様子はどうかたずねます。つづいて同じ症状が家族にも起こるかもしれません。
食べ物以外で起こる吐き気
口に入れたものが食品でないことがあります。乳幼児などは誤って食べたり飲んだりすることがあり、そのために吐き気が起こることがあります。
その場合には口に入れたものがはっきりしているときには、吐かせたり、場合によってはただちにその口に入れたと思われるものの容器などを携えて、医療機関を訪れたりします。
また薬を間違えて用量を超えて飲んだときなどにも吐き気が起こることもあります。これも病院に向かいます。
食中毒の場合
食中毒の場合にはどうでしょうか。最近ではノロウイルスや腸炎ビブリオなどが付着した食べ物による食中毒のニュースがよくあります。
病原性大腸菌の付着した食べ物に関しては熱処理がたいせつなことが周知されるようになりました。これらの場合には吐き気とともにさまざまな症状が起こることがあります。
とくに生で食べるものに関してはこうした食中毒のリスクがつねにあります。とくに高温時にこうした食べ物にともなう吐き気があった場合には、生で食べた食品はなかったか、調理の際に火を十分に通したかなどを思い起こします。
それから火を通したとしても調理してからの時間の経過によっては、中毒の原因となる菌が増えているかもしれません。
吐き気がある場合に、生水を飲む機会がなかったどうかです。水あたりです。井戸水や湧き水などは本来の管理が行き届いた場所のものなのかどうかです。
とくに海外の場合にはその国の衛生状態や気候、習慣などにより現地の人は大丈夫でも、旅行者の立場ならば水でおなかを壊したり、吐き気や下痢を起こしたりすることは十分考えられます。
食中毒の対策とは
暑い時期には少しでも心配な食べ物に関しては十分に火を通してから食べるようにします。とくに調理済みの食品に関しては、すでに調理すぐから、そうした食中毒のリスクが少しずつ高まっているという認識でよいでしょう。
したがって食べ物を適切に管理して冷蔵保存する、はやめに食べる、無理に食べようとしないなどの心がけがたいせつです。
調理やそれにともなう作業においてこうした感染や食品への付着が起こらないように、衛生状態や温度管理などを徹底させる必要があります。冷蔵庫に関しては実際に推奨されている温度まで実際に下がっているかどうかのチェックや、詰めすぎがないか注意が必要です。
また生の肉を調理したまな板や用具、包丁などはかならずよく洗って、場合によっては除菌操作を行うことがたいせつです。
このようにして不注意などによるトラブルから起こる吐き気が生じることを減らせます。
まとめ
吐き気がしたとき まず知ろう食べ物と体の異常
吐き気がしたとき、吐いたとき
食べ物で起こる吐き気
食べ物以外で起こる吐き気
食中毒の場合