さまざまなメディアで 鼻づまり を 治す方法 が取りざたされています。いまさらご紹介するまでもないこともありますが、手軽な順から5つご案内します。いずれも一時的な解消法に過ぎません。鼻づまりを治すには、その原因となっている病気を治すことが最も大切です。
鼻づまりを治す5つの方法
即効性呼吸法
呼吸法による鼻づまりの解消法をいくつかご紹介します。まず深呼吸の要領でゆっくり息を吸います。そして鼻をつまみながら、頭を上下にゆっくりと動かしつつ、肺の中の空気がすべてなくなるまでゆっくりと吐きます。これだけで鼻づまりが治ったという方も少なくはありません。
また、鼻から息を吸い、鼻をつまみます。そしてあごを引いてお腹に力を入れます。10秒ほどその状態を保ってから顔を上げます。鼻をつまんでいた手を離し、鼻から息を吐きます。このサイクルを5回ほど繰り返すことによって、鼻づまりは解消されます。
いずれも胸部への圧力を高めることによって、交感神経を活性化させて、鼻の粘膜を収縮させる呼吸法になります。
ペットボトルを脇に挟み込むという呼吸法もあります。右の鼻孔がつまっていたら左の脇に、左の鼻孔がつまったら右の脇にペットボトルを挟み込みます。すると鼻の交感神経が刺激され、鼻粘膜が収縮します。ゆっくりと呼吸を続けていくと、だんだん鼻のとおりが良くなることを実感します。
鼻腔拡張テープ
鼻腔拡張テープにより、鼻腔を拡げて鼻のとおりを良くする方法です。これほど楽な鼻づまり対策はありません。ただし人前では、少しためらわれます。寝ているときなどが効果的と思われます。
あまり回数を重ねて同じ場所にテープを貼ってしまうと、かぶれることもありますので、くれぐれもご注意ください。
鼻づまりに効くツボ
鼻づまりに効くツボを三つご案内します。
ひとつはその名も鼻通(びつう)です。鼻通は、鼻の真ん中辺りから左右に稜線を下ってほおにかかるところの骨の少しくぼんだ位置になります。強めに押すことで鼻の通りが良くなると言われています。
目頭と鼻の骨の付け根のあたりの少しくぼんだところを晴明(せいめい)と言います。指がずれないように押し込んでいくと、鼻づまりが解消されると言われています。
迎香(げいこう)は、小鼻の左右に位置します。強く押すことで効果があると言われています。
顎関節と耳の付け根のくぼみのあたりには、鼻炎に効くツボがたくさんあります。
それぞれ顔の輪郭に沿うように上から「外鼻(がいび)」、「腎上腺(じんじょうせん)」、「内鼻(ないび)」、「内分泌(ないぶんぴ)」とあります。
外鼻、内鼻、腎上腺を押すときは、耳の穴に人差し指を入れ、外側から親指で挟み込むようにもみほぐしていきます。内分泌は人差し指で、耳の穴の下の切れ込みをなぞりながら押します。
玉ねぎスライス
玉ねぎをスライスすると、涙が止まらなくなるだけでなく、鼻もかなりの刺激を受けます。玉ねぎに含まれる硫化アリルという成分が、交換神経を刺激して鼻のとおりを良くすると言われています。
この場合、あくまでも室内での鼻づまり対処法になります。薄くスライスして袋に入れるなり、平たい皿に盛るなどして、鼻を近づけましょう。そして硫化アリルをしっかりと身体に摂り込み、鼻づまりを解消しましょう。
なお玉ねぎは咽喉にも良いので、鼻づまりを含む風邪などの総合的な治療法としてお勧めです。
温める
鼻周辺を温めることによって鼻腔が開き、鼻の通りが良くなります。手近なところでは、温かいお湯で絞ったタオルやおしぼりなどを鼻の上に当ててしばらくおくと、鼻がスーッとして通りが良くなります。
一時的に鼻づまりが解消されたからといって油断すると、すぐに冷えて元に戻ってしまいます。一度温めたら、そのまま安静に過ごせるような状況を作り出すことも大切です。
鼻づまりになること自体で、すでに何らかの病気におちいっているのです。無理をなさらずに病気の治療につとめましょう。
まとめ
鼻づまりを治す5つの方法
即効性呼吸法
鼻腔拡張テープ
鼻づまりに効くツボ
玉ねぎスライス
温める