鼻づまり が治らないと耳の聞こえも悪くなることがあります。そんなときはどうしたら良いのか、 耳抜き の方法を周囲の皆さんから一つ二つアドバイスをされたことのある方もいらっしゃることでしょう。
効いたり効かなかったり、半信半疑のままいつの間にか治っていたら良いのですが、そのまま日々が流れてしまうケースもあります。耳抜きの方法を片っ端から試してみることにいたしましょう。
つらい鼻づまりは耳抜きで解消できる!!
鼻づまりと耳の関係性
症状の始まりとしては、まず鼻がつまってから耳が聞こえづらく感じるようになります。高所へのエレベーターや飛行機に乗ったときにキーンとなって耳に膜が張ったような状態になりますが、それを地上で発症するのです。メカニズムは、鼻と耳は口(喉)を通じてつながっています。
そして鼻づまりや鼻水という症状が、通常は鼓膜に伝達されるはずの空気の振動を遮ってしまうことで聴覚に変化をもたらすことがあるのです。また、鼻づまりによって聞こえにくいなぁという精神的なストレスが、さらに聞こえづらくなったり耳鳴りを発症する原因となることもあります。
この何とも言い難い耳の違和感を解消するには、耳抜きがマストです。耳抜きの理屈は、鼓膜の外側と内側で異なっている圧力の差を元に戻すというものです。
耳抜きの方法
まずは、多くの皆さんが親から習わったであろう①つばを飲み込む。②あくびをする。これで治るのは軽症といえるでしょう。治らないからといって何度もつばを飲み込んだり、生あくびを無理して繰り返していると喉が炎症を起こして腫れてしまうこともありますのでほどほどにしてあきらめましょう。
③ガムを噛む。一生懸命噛むことによって顎が疲れて関節が痛いのか、耳が痛いのかわからなくなる前に一旦やめておきましょう。④鼻と口を塞いで、強制的に耳から空気を出す。気合を入れて力任せに実行すると、目が飛び出しそうになります。静かにやさしくゆっくり行いましょう。
⑤暖かい飲み物を飲む。温気を吸い込むことで鼻の粘膜の腫れが少し引きます。鼻水が出やすくなって鼻づまりが解消されます。しかしこの方法は、場合によっては逆に鼻づまりが悪化します。温まることにより血管が急に広がって、血流が良くなりすぎるとつまりが滞ってしまうのです。
⑥両鼻をつまんで、フンッと気持ち鼻に力を入れる。もちろん口を閉じて鼻から息を出します。これらを全て試しても治らない場合は、鼻づまり以外の原因が潜んでいるのかもしれませんので、一度耳鼻科で診てもらったほうが良いでしょう。
耳抜きをしないほうが良いケースも
耳抜きは基本的には取るに足らないような安全なものではありますが、耳や鼻の病気が原因である場合はみやみやたらに行うのは危険ですので、やめておきましょう。
通常は耳が聞こえにくいという症状に限られ、痛いということはありません。風邪で鼻がつまっているときや、痛みがあったり奥のほうで違和感があるような…と思ったら耳抜きは行わずに耳鼻科へ行きましょう。風邪が原因で、耳管狭窄症、耳管開放症になることもあります。
耳抜きをしたくなるでしょうが、しても症状は改善しません。それどころかやりかたによっては、余分な負担を耳管にかけてしまい悪化する恐れもあります。
特に小さいお子さんは症状を上手く伝えられないため、病院へ行くのが遅れて難聴になるケースもみられますので、風邪でも念のため病院へ連れて行ったほうが良いでしょう。
お子さんが耳の違和感を自力でなんとかしようと、目を離した隙に綿棒を耳の奥まで入れてしまい、鼓膜が破れてしまったというかわいそうな事例をなぞらないように気をつけましょう。聴覚を回復させることは現代ではまだまだ困難ですから、慎重さが求められます。
まとめ
つらい鼻づまりは耳抜きで解消できる!!
鼻づまりと耳の関係性
耳抜きの方法
耳抜きをしないほうが良いケースも