片頭痛はごく一般的な持病で800万人もの方が片頭痛で悩んでいると言われています。中には何十年も苦しんでいる方もいらっしゃいます。辛い片頭痛を1秒でも早く治すにはどうしたらよいのでしょうか。
片頭痛の原因と効果的な 片頭痛 の 治し方 についてご紹介します。
片頭痛を1秒でも早く治したい人必見!片頭痛の原因と治し方(前編)
片頭痛の原因とは
片頭痛はなんらかの原因で脳の血管が拡張し、その周囲に存在している三叉神経を圧迫します。
そうすることで神経が刺激され、神経ペプチドと呼ばれる痛みを引き起こす原因となる物質が放出されます。すると拡張している血管に炎症が起こり、さらに三叉神経を刺激して痛みが強くなります。
片頭痛と言えばズキズキとした特徴的な痛みですが、これは血管が膨張して神経を圧迫しているため、血管が波打つたびに神経への刺激を与えるため、ズキズキとした痛みとなります。
片頭痛を発症する原因の一つとして多いのがセロトニンと呼ばれる物質の過剰放出です。セロトニンは本来精神を安定させ、脳の血管が膨張するのを防いでくれています。
しかし、過度なストレスがかかり続けるとセロトニンが過剰に放出されてしまい、セロトニン不足が起こります。そうなるとセロトニンによって収縮していた血管が一気に拡張をはじめます。
そうすることで急な血管の拡張に追いつけず、血管の周りの神経を刺激し、炎症をおこし、痛みを発生させます。
そのため、片頭痛で悩んでいる方のなかには、仕事中などのストレスを感じている時よりも自宅などでリラックスをしている時に片頭痛をおこすケースもあるそうです。
片頭痛は病気のサインかも?知っておきたい片頭痛を引き起こす病気
片頭痛は通常であればくも膜下出血や脳出血といった緊急性のある病気とは直接関係のない頭痛で緊張型頭痛や群発頭痛のように一次性頭痛と呼ばれています。
しかし、最近の研究では片頭痛は脳梗塞の発症リスクを高めるということがわかってきました。片頭痛は血管の炎症が原因で血管が過度に拡張と収縮を繰り返し、三叉神経を圧迫することで起こる頭痛です。
頭痛が起こるたびに血管は炎症をおこし、極端に拡張と収縮を繰り返すため、血管への負荷が増え、徐々に血管を痛めてしまいます。すると血管が破裂しやすくなり、脳梗塞を発症するリスクが高くなります。
特にこれは片頭痛の前兆である閃輝暗点があらわれる人ほど血管が痛みやすいため、脳梗塞になるリスクが高くなります。閃輝暗点とは片頭痛が起こる前に目の前にギザギザとした光がみえる症状で血管の縮小によっておこる視覚障害だと言われています。
片頭痛はただの頭痛と侮らず何度も頻繁に頭痛がおこるようであれば、病院で適切な診断と処置を行うことが大切です。
まとめ
片頭痛を1秒でも早く治したい人必見!片頭痛の原因と治し方(前編)
片頭痛の原因とは
片頭痛は病気のサインかも?知っておきたい片頭痛を引き起こす病気