ふとしたことで膝の違和感を感じることがあります。それがつづいて痛みなどを生じるときにはさまざまな原因が考えられます。そのままにしておくとさらに重症に陥ってしまいがちです。歩けなくなることもあります。
膝の痛み がつづくならば 病院 で検査を受けるようにします。
こうした膝の痛みに気をつけよう 病院が必要なとき
膝の違和感はそのままにしない
膝は立ち上がったり、歩きつづけたりしているときに違和感を感じることがあります。とくに膝の部分に負担がかかる階段の上り下りなどをしているときにそれを感じやすいかもしれません。
このように膝には負担のかかる動きがあります。加齢により関節部分の滑らかさが損なわれます。それが原因で痛むことがあります。
さらに骨と骨をつなぐクッションの役割を担う関節の緩衝部分が減ってしまうと、本来の膝の機能が損なわれてしまいます。こうした原因による違和感や腫れなどが起こっているのかもしれません。
加齢にともなう膝の異常
とくに加齢にともなう変形性関節症は加齢にともないおこりがちです。老化現象のひとつといえます。長年の使用にともなう現象ですので、一面では仕方のないことではあります。
しかし膝を長持ちさせたいものです。そのために膝に違和感があるときには、なるべく大事をとって病院で検査を受けてみるとよいでしょう。
膝の病院での検査・治療とは
病院ではX線の検査や触診などがあります。治療としては消炎剤や鎮痛剤を内服したり、塗り薬や湿布による外用薬が処方されたりします。
初期のうちはX線に異常が見られないことが多いのです。長くそのままにしておくと関節と関節の隙間が極端に狭くなります。骨の一部に突起が生じることもあります。
骨の先端付近にふつうにはない構造(あなやすき間)が、X線でみられるようになります。これらが痛みや異常を起こすさらなる原因となります。症状が進行してしまっている状態です。
変形性膝関節症について
変形性膝関節症は、体じゅうの関節のなかのどこでも起こります。よく起こるのは股関節や膝関節です。よく使う上にその部分に負担を余分にかけてしまう動きをしがちです。周囲の筋力の衰えや肥満で負担が重くなり、障害がおこりやすくなるといえます。
なかには若い人にこうした変形性関節症がみられることがあります。膝を以前にけがをしたとか、生まれつき関節部分を脱臼しやすいなど、ある程度原因の明らかな場合がありますが、その多くは原因が不明です。
長くそのままにしておくと腫れが引かずに水がたまることがあります。歩くのに支障が出ることもあります。この段階で早めに病院を訪れます。はやく治療をはじめていた人とそうでない人とのあいだに大きなちがいが生じてきます。
たとえば膝に水がたまったり、骨や関節の隙間部分へのトラブルが起こるようになってきます。ここまで進行するとたびたび繰り返したり、治療が長引いたりしがちです。
なかには手術が必要なほど症状が進行することがあります。関節の中の浮遊する骨のかけらを取り除いたり、人工関節に変えたりする手術です。
こうなる前の初期の軽微な違和感のうちに、検査や治療をはじめます。これが膝を長持ちさせるうえでたいせつです。
それ以外の膝のトラブル
変形性膝関節症以外に膝に痛みを伴う原因はほかにもあります。膝の痛みがある場所や、起こる症状の違いによって、上記とはことなる治療が必要なことがあります。またスポーツにともなう故障により膝をいためることがあります。靭帯の損傷やじん帯の断裂などです。
その場合には再びその競技を行うためには治療に専念します。手術が必要なこともあります。
こうした治療には長い期間が必要になります。したがって日ごろの生活から膝をいたわります。膝の周囲の筋力をつけ、膝に負担のかからない動きができるように意識しておくことがたいせつです。
これによって膝をいたわり長持ちさせることが可能になります。
まとめ
こうした膝の痛みに気をつけよう 病院が必要なとき
膝の違和感はそのままにしない
加齢にともなう膝の異常
膝の病院での検査・治療とは
変形性膝関節症について