胃もたれがなかったら毎日がもっと快適なはず…と夢みていらっしゃる方は多いことでしょう。 胃もたれ の原因はほとんどご自身の生活習慣にあることが多く、改善できれば十中八九治ります。
ガマンが苦手な方にはつらいでしょうが、 解消法 はたくさんあります。一つずつ試してみてはいかがでしょうか。
胃もたれは自省する解消法で治る!!
胃と対話する
胃がもたれているという状態は、食べすぎ飲みすぎが第一の原因です。日本人は欧米人と比べて胃腸が弱いというよりも、欧米系の食生活に胃腸が適応できていないのです。
ですから脂肪分が多い食べもの、ステーキやフライドチキン、ハンバーガーやフライドポテトなどを頻繁に食べていれば慢性的な胃もたれにならないほうが希少です。
世界各国の香辛料やコーヒーなどのカフェインも胃に負担をかけています。しかし余程のことがなければ胃が拒絶しておう吐することはありません。
何とか消化しようと胃酸の分泌を増やしてはたらき続けますが、限度がありますので消化不良を起こして胃もたれとなるのです。
特に就寝直前に食事や間食をとると、からだは休息モードで省エネ状態に入っていますから胃腸のはたらきも弱まって、翌朝起きると胃もたれとからだ全体のだるさにつらくなります。
そこで朝食に元気を出そうとトーストにハムエッグなどを食べると火に油を注ぐようなものです。空腹感があっても少しガマンして、ご飯とお味噌汁と納豆、卵粥、素うどん、野菜スープなどで済ませたほうがお昼までに胃もたれが解消する確率はアップします。
二日酔いに向かい酒はいうまでもなく御法度です。
からだに悪いことはしない
食べすぎ飲みすぎていないのに胃もたれが治らない場合は、疲労、タバコ、加齢が関係しているかもしれません。これらは胃の機能を低下させます。せめて禁煙できれば体調はだいぶ良くなります。
疲労・ストレスはご自身ではどうにもならない面も確かにありますが、食事を改善することである程度の軽減を期待することができます。
またテレビを観たり音楽を聴くことがストレス発散という方も多いでしょうが、自律神経を整えるには軽い運動やストレッチのほうが効果があります。視神経や聴覚を休ませる時間を確保しましょう。
自律神経が整うと食欲をコントロールしやすくなり、食べすぎ飲みすぎの予防につながります。それでも胃もたれが一向に良くならない場合はほかの疾患の疑いも出てきます。
食べているけれど体重が減っている、すぐに満腹になる、食後はいつも胃もたれがするなどの症状がみられれば病院へ行くべきです。内視鏡検査も胃薬の処方も効果がなければ、「機能性ディスペプシア」の可能性があります。
胃の運動機能が低下が原因ですが、運動したり気分転換だけでは治らない状態にまで悪化したのです。また胃もたれと痛みやむかつきも伴う場合は「胃潰瘍」かもしれません。
みぞおちの痛みや黒い便が特徴です。心身ともに尋常ではないストレスに耐え切れなくなっています。
生活習慣を厳しく見直す
一般的にからだには良くないといわれている食べものを好む方は、焼肉が食べたくなったらアジの塩焼きを食べる、ポテトチップスが食べたくなったらリンゴやヨーグルトを食べるなど食べたいと思ったものと反対に位置するような食べ物を口にするようにすると、長続きする可能性が上がります。
食べることに関しては人の指図を受け付けたくないという方も、体調を崩せば家族や病院など何かしら周囲のお世話になることになります。胃をいたわることは周囲の皆さんへの思いやりにもつながるのです。食べすぎや早食いも胃の健康寿命を縮ませています。
胃もたれ→治す→再び胃もたれ→治す、を繰り返していると徐々に胃の機能は低下していきます。60代からでも遅くない、とはいっても早めに改善するに越したことはありません。
年を重ねれば食欲もなくなって自然と胃もたれも治るはず、仕事をしているうちは仕方がないなどと先延ばしにするのは赤信号です。食べすぎたら1食2食抜くくらいの努力も検討しましょう。
まとめ
胃もたれは自省する解消法で治る!!
胃と対話する
からだに悪いことはしない
生活習慣を厳しく見直す