胃もたれは毎日頑張って生活している証だという考え方もあるかもしれませんが、どちらかといえば胃もたれに悩まされずに爽快に過ごしたいところです。
ご自身の 胃もたれ の原因と 解消法 を検討してみましょう。
いつでも間に合う!胃もたれの解消法
食べすぎない、飲みすぎない
私の胃もたれは食べすぎのせいでも飲みすぎのせいでもない、と断言できる方は少数派でしょう。胃もたれは胃のはたらきが低下して消化不全を起こしている状態です。つまり過労で弱っているようなものです。胃袋は無限大ではありませんし、手抜きをして雑なはたらきをすることもありません。
どんなに大量の食べ物が一気に押し寄せても、しっかり消化してから腸へ移動させます。そのため消化時間が長くかかり、食べ物が胃に留まっている最中に次の食事の食べ物が入ってきてしまうという悪循環ができます。ですから、食べすぎたあとは1食抜くなどの工夫が必要です。
お酒が好きな方はさらに負担をかけています。アルコールを大量摂取すると、胃粘膜が刺激されて胃酸の分泌が増加し胸やけや胃痛を引き起こします。「大量」の基準は人それぞれでしょうが、何でも2杯以上は控えたほうが胃は喜びます。
ジュースや春雨ならたくさん食べても大丈夫ということではなく、何でも食べすぎれば胃腸は疲労します。「好きなものを少しずつ」毎日口にする控えめで爽やかな生活を目指しましょう。
ストレスをためない、とり入れない
緊張すると胃がキリキリする方、しない方いろいろですが、胃はストレスの影響を受けやすいといわれています。仕事の付き合いや接待での食事は、心から楽しめる時間ではないことが多いですし少なからずストレスを感じています。
食事でなくとも仕事中は多かれ少なかれ緊張や不安、ストレスの連続です。これらが原因となって胃酸の分泌が増加しコントロールできなくなると、胸やけや胃痛のほかのも吐き気、ゲップ、食欲不振などの症状があらわれます。
また不規則な生活は胃腸やからだ全体に負担をかけることになります。睡眠不足の上にストレスと食べすぎ飲みすぎときては、胃が弱らないはずはありません。付き合いもあり、改善は困難とはいっても量を減らすことはできるはずです。ひと切れ、1杯でも減らせれば胃にとってはだいぶ良いことです。
3食会食という方は滅多にいらっしゃらないでしょうから、ご自宅では消化の良いものを食べてください。おかゆやおうどん、ホットヨーグルトや煮物などが胃にやさしくて自律神経も整います。向かい酒はストレスを増やすだけですので控えましょう。
そして急にできるものではありませんが、喫煙も余分なストレスを自らとり入れていますので、禁煙を検討されてはいかがでしょうか。
リラックス時間を確保する
平日に緊張している時間よりもリラックス時間のほうが長いという方は稀でしょうから、食べること飲むこと以外のリラックス時間をつくりましょう。「毎日必ず確保しなくては」と気張ってしまうとそれが新たなストレスとなってしまいますので、ほどよくテキトーくらいが胃にも負担になりません。
いちばん手軽なことは「入浴」です。狭いからリラックスできないという場合も、シャワーで済ませずに湯船に10~15分ほど浸かってみてください。足を伸ばせなくても血流は良くなります。足首から太ももにかけて、手の指先から二の腕にかけてマッサージを施すとより効果的です。
シャワーで済ませて好きな音楽を聴いているよりも体調が整います。そして寝るときの姿勢については、腰痛や肩こりなどほかの症状を考慮せずに胃を労わることのみを配慮すると、からだの右側を下にして休むのがマストです。
胃もたれが少し和らぎます。こうすることで、胃の消化がスムーズになり朝の目覚めも違ってきます。もちろん寝る直前までお菓子を食べていたりというのはスムーズ以前の論外です。
できれば就寝1~2時間前までにすべての食事、間食を済ませて寝る前にはお水を1杯飲むだけ、というのが理想です。消化活動には水分が必要ですから、寝る前の水分補給は大切です。
まとめ
いつでも間に合う!胃もたれの解消法
食べすぎない、飲みすぎない
ストレスをためない、とり入れない
リラックス時間を確保する