「食後に胃痛がする…」という症状が続いていませんか?食後に胃が痛むと、せっかくの食事も辛くつまらないものになってしまうことも…。胃痛の症状が食後にある場合は、とある原因が考えられます。
そこで今回は、 食後 の 胃痛 の原因と対策についてまとめました。
食後に胃痛がする!これ何の病気?原因と対策とは?
食後の胃痛!考えられる原因とは?
胃は体の中でもとてもデリケートな臓器で、誰でも胃の痛みを経験したことはあります。
胃の痛みの原因はさまざまありますが、もし食後に胃の痛みが出て、みぞおち辺りが痛いという場合には、下記の原因が関係していると考えられるでしょう。
- 消化器系の問題(胃炎、胃潰瘍、膵炎)
- 食中毒
- 食習慣の問題(早食い大食い、刺激物の摂取)
それぞれの食後の胃痛の原因について、下記で詳しく説明いたします。
消化器系の問題について
まず考えられるのは、胃炎・胃潰瘍・膵炎などの消化器系に生じている何らかの問題です。
胃炎
胃痛の中でも、もっとも有名で患者数も多いのが胃炎です。胃炎を経験したことがある方も多いのではないでしょうか。胃炎とは、胃粘液に炎症が起きてしまっている状態で、暴飲暴食、精神的ストレスなどが原因で胃炎を引き起こしている可能性があります。
胃炎には、急性のものと慢性のものがあり、急性の場合では腹痛、嘔吐、下痢などを伴うことがあり、また慢性の場合では、胃もたれ、食欲不振などを伴うこともあるのです。
胃潰瘍
胃に潰瘍(ただれたり炎症を起こしたりすること)ができてしまうことを胃潰瘍と言います。症状が進行すると、胃に穴が開いてしまっているケースも少なくありません。胃潰瘍にも、急性のものと慢性のものがあります。
急性胃潰瘍の場合は、ストレスや暴飲暴食などの食生活が関係しており、腹痛に加え、嘔吐、下痢を伴うことが伴うでしょう。また慢性胃潰瘍の場合には、ピロリ菌が関係している可能性が高いです。
膵炎
膵炎とは、胃の裏側あたりにある膵臓に炎症が起きている病気です。膵炎の主な原因はアルコールの過剰摂取と考えられていて、症状としては、腹痛、嘔吐を伴うことがあります。膵炎は、特に男性、中高年層に多い病気です。
食中毒について
食中毒で死亡したなどのニュースをよく耳にするかと思いますが、食後に起こる胃痛の原因の一つに食中毒もあります。
食中毒の症状は、食後1時間程度と早めに始まることが多く、胃の痛みに加え、嘔吐、下痢、発熱を伴うこともあるのです。特に、食中毒を引き起こす細菌やウィルスは、35度~40度と暑い時期に繁殖しやすくなりますので注意しましょう。
食習慣の問題について
どのような食べ物を、どのように食べているかという食習慣も関係しています。食後の胃痛。あまりよく噛まずに食べてしまう早食いや、食べすぎてしまう傾向がある場合には、消化不良を起こし胃に負担をかけやすいです。
また、アルコールの大量摂取や、脂質や刺激物の大量摂取、また消化に悪い加工食品(コンビニ弁当やインスタント食品やファストフードなど)も、食後に胃痛を引き起こしてしまうこともあります。
食後の胃痛を改善する対策とは?
食後の胃痛が、ずっと続いている、または日ごとに増すようであれば、深刻な胃の病気である可能性もあります。そのような場合は、早めに医師に相談するようにしましょう。
また、日ごろの生活習慣で取り組める胃痛の改善方法をご紹介いたします。
消化に良い食習慣を心がける
アルコールや脂質の多い食品の摂取、消化に悪い加工食品の摂取は控えめにして、和食中心の消化に良い食事を心がけてください。
また、食事の際はよく噛むことにより唾液をよく出すようにしましょう。そうすることにより、胃でも消化しやすくなり胃の負担が減ります。
絶食する
これは体調によって決めてほしいですが、1食~3食程度、絶食することにより、胃を休ませて胃の機能を回復させることができます。
昼食後に胃の痛みを感じれば、夕飯を食べないで、その日は早く寝るなどしてみてください。絶食をした後の食事は、お粥など胃に負担の少ないものを食べましょう。
免疫力を高める
早寝早起きをしたり、お風呂で体を温めたり、ストレスを発散させたりするなど、体の免疫力を高める努力をしましょう。そうすることにより、胃の消化機能も上がり、食中毒の感染も防げるようになります。
まとめ
食後に胃痛がする!これ何の病気?原因と対策とは?
食後の胃痛!考えられる原因とは?
消化器系の問題について
食中毒について
食習慣の問題について
食後の胃痛を改善する対策とは?