体の各部分の関節のうち、膝、股関節などの部分などを中心に痛みが生じることがあります。 関節痛 です。無理な動きや筋力の不足などの 原因 とともにさまざまな原因があります。関節部分への負担が積み重なって痛みが起こりがちです。
サポーターなどの活用や筋力を補う運動により改善させることができます。
こうした動きで悪くする|関節痛の原因
関節の痛みの起こるとき
体は多数の骨から構成されています。その骨は体を支えるうえで必要です。それとともに筋肉のはたらきでのぞむ動きができます。それには筋肉だけでなく骨と骨を結び緩衝剤の役割を担っている関節のはたらきが必要です。
この部分は非常に強固にできていますが、それでも負担をかけすぎるとさまざまな障害を生じます。関節を構成する靭帯が伸びたり、柔軟性を失ってしまったりします。
クッションの役割をしている部分が減ると骨の先端部分が変形(変形性関節症)し、骨の一部が遊離することがあります。その位置が神経にあたると痛みを生じることがあります。
関節への負担のかけ過ぎ
この痛みは関節への負担のかけ過ぎが原因のことがあります。これは若い人にも起こります。また中年以降になると老化現象にともなって関節の柔軟性が低下し、筋力の低下もあいまって、上に述べた関節の変形が起こります。
これらの症状にともなう痛みは炎症剤で症状をおさえて、鎮痛剤で緩和できます。そして症状が落ち着いたときにはぜひやってほしいことがあります。それは筋力をつけることです。関節の周囲の筋肉の筋力をつけて、関節部分への負担を軽くすることができます。
筋力アップの方法
専門の方からの指導をうけつつ、症状の軽い状態や痛みがない時期に無理のない範囲において実行します。運動のレベルや内容に関しても専門の方の指導をあおぎましょう。
これらの運動は決して無理をせず症状が悪くなるようなら中断し報告します。様子を見ながら運動を数週間つづけていますと、関節の周囲の動きがよくなっていることに気づくでしょう。
これは筋力がついてきたことを示しています。状態がいいならばその運動をつづけていきます。関節のぐあいがいいとそれまでできなかったこともやりたいと無理をしがちですが、けっしてここで関節の負担になることをしないようにします。
無理しない、自分の身を守る方法
治ったわけではなく、周囲の筋力が関節を補っているわけですから関節がもとの状態に回復したわけではありません。関節部分の回復には時間がかかるのがふつうです。
したがってこうした筋力トレーニングを地道にやりながら治療を続けていくことが何よりも早道になります。
無理ない動きの体得
筋力がつくと、どうしたら関節に負担がかかってしまうのかが少しずつ実地で理解できるようになってきます。
するとそうした関節に無理を与えるような動きを避けられるようになります。体全体でカバーして弱い部分を支える動きが会得できてきます。これも筋力トレーニングのおかげといえます。
このように筋力トレーニングなどで体を積極的に動かすことが、関節の痛みをこれ以上生じさせないための重要な要素です。
関節に痛みが生じるということは、体の動かし方を間違っている可能性があることになります。関節部分は消耗していきます。いずれ老化にともなってだれでも不具合が生じやすい部分です。
したがって少しでも長持ちさせるためには、全身の筋肉を使ってその関節部分の負担をやわらげる動きへと変えていくことがたいせつです。
それは運動によって会得できます。動かない人ほど無理な関節に負担のかかるよくない動きをしがちです。そのために関節の故障が出やすいといえます。
たとえば柔道の受け身は身を守るために柔道を習う人は真っ先にこれを習得します、それと同じように体を故障から守るにはそうした関節への「受け身」に相当する動きをできるようにしつつ筋力を養うことが重要です。
まとめ
こうした動きで悪くする|関節痛の原因
関節の痛みの起こるとき
関節への負担のかけ過ぎ
筋力アップの方法
無理しない、自分の身を守る方法