育児やパソコン作業やの多い仕事、バイオリニストなどによくみられる怪我のひとつとして腱鞘炎があります。
腱鞘炎 の改善には安静と冷却が重要になってきますが、手首や手の指といった円形の形をしている場合には氷などは当てにくいため冷却には 湿布 薬を使用することがおすすめです。
腱鞘炎の改善には湿布薬がおすすめ!
腱鞘炎とは?
腱鞘炎とは、腱が炎症をおこしてしまい、その炎症症状によって手首や手の指に痛みを感じる怪我です。
また腱が炎症をおこして腫れているため、腱のまわりを覆っている腱鞘の間をうまく動かなくなってしまい、手首や指がスムーズに動かないと感じることもあります。
腱鞘炎の症状は痛みやひっかかり感のほかにも患部の腫れや熱感を感じる場合もあります。
腱鞘炎の治療方法は?
腱鞘炎は患部が炎症をひきおこしてしまっているため、まずは炎症症状をおさえることが必要になります。
炎症症状をおさえるためには患部を安静にすることとアイシングなどで冷却することが重要です。
ただし、手首や手の指は日常生活で使用することが多く、なかなか安静にはできないと思いますので、できる限り使用を控えるようにしましょう。
また、痛みを感じる間は隙間時間をみつけたらアイシングをすることをおすすめします。
氷などを使用して冷やすことがおすすめですが、手首や指は形が平らではないため、湿布を貼ることもおすすめです。
湿布には冷却用の湿布と温湿布がありますが、冷却用の湿布を使用してください。
しばらくの間安静と冷却を繰り返し続けていると痛みなどの炎症症状はおさまっていきます。
痛みがおさまってきたらストレッチを!
痛みがある程度おさまってきたら腕や手首周辺、手の指など広範囲にかけてストレッチをおこないましょう。
腱鞘炎の根本的な原因として患部周辺に負担をかけていることがあげられますが、これによって患部周辺の筋肉が硬くなっている場合が多いのです。
筋肉が拘縮されてしまうと、それにともない腱の動きも制限され、より負担をかけてしまうことにもつながっていきます。
そのため、日ごろから筋肉はやわらかい状態に保っておくことがおすすめです。筋肉をやわらかい状態に保つためには、ストレッチやマッサージなどをおこなうことがおすすめです。
しかし、痛みが強く残っている場合にはストレッチは禁忌です。炎症症状がおさまっていないにもかかわらずストレッチをおこなうと炎症症状を助長してしまうのです。
また、炎症症状がおさまった場合でも急激に筋肉を伸ばしてしまうと再び筋肉を傷め、炎症をひきおこしてしまいます。
重要なポイントとして、ストレッチをはじめる際には少しずつ伸ばす範囲を広げていくようにおこないましょう。
また正しいストレッチ方法をおこなうことが重要になりますので、病院で治療されている方は病院の先生にストレッチの方法を指導してもらうこともおすすめです。
痛みがおさまるまではサポーターもおすすめ
腱鞘炎の治療には安静と冷却がおすすめといいましたが、日常生活のなかで完全な安静は難しい場合があります。そのような場合におすすめなのが、サポーターを使用することです。
サポーターは手首や手の指などの動きを補助しつつも必要最低限以上に動かないように保護してくれます。
サポーターを使用することで動きに制限がかかるため、少し不便に感じることもあるかもしれませんが、痛みを感じにくいという特徴もあります。
少しでも早く炎症症状をおさえるためにもサポーターを使用することをおすすめします。
サポーターには痛みのある場所や症状によってさまざまな種類がありますので、ご自身の症状にあったもの選び、装着しましょう。
サポーターは薬局やスポーツ用品店、病院などの身近な場所でも購入することができますが、できる限り専門知識をもっている方にアドバイスを受けて購入することがおすすめです。
まとめ
腱鞘炎の改善には湿布薬がおすすめ!
腱鞘炎とは?
腱鞘炎の治療方法は?
痛みがおさまってきたらストレッチを!
痛みがおさまるまではサポーターもおすすめ