手首や指を動かした際に痛みがある場合、腱鞘炎の可能性が高いです。
腱鞘炎 の症状改善にむけてはサポーターや テーピング を使用することが効果的といわれていますが、これらのメリットを生かして上手に使い分けることが重要になってきます。では、これらはどのように使いわければよいのでしょうか。
腱鞘炎はサポーターとテーピングの使いわけが大事!
腱鞘炎について
腱鞘炎とは、主に手首や手の指にかけて痛みを感じる怪我です。
手首や手の指を酷使することによってそれぞれの腱が炎症をおこしてしまっている状態です。
腱が炎症をおこして腫れてしまうと腱の周りを囲んでいる腱鞘のなかをスムーズに通過することができなくなってしまうため、動きにくく感じてしまうこともあります。
腱鞘炎は患部の使用を控えることで症状は緩和していくといわれていますが、仕事や育児、家事の関係でなかなか使用を控えることが難しい場合が多いかと思います。
そのため、できる限り手の動きを制動するためにサポーターやテーピングの使用がすすめられています。
サポーターとテーピングの使いわけ
手の動きを制動するためにはサポーターやテーピングの使用がありますが、どちらを使用すればいいのか気になりますよね。
これは、それぞれのメリットや自分の好みによって使いわけることがおすすめです。
まず、サポーターのメリットから説明すると、サポーターの場合にはホールド力が強く、その効果に持続性があります。そのため、痛みが重症の場合でなるべく動きを少なくしたい場合にはおすすめです。
しかし、サポーター自体に厚みがあるため、長時間使用していると汗でむれてしまったり、臭いの原因になることもあります。
テーピングのメリットはサポーターに比べると通気性がよく、むれにくい特徴はあります。
また、自分の好みの強さで巻くことができるため、固定力の調整ができます。また、テーピングをつけたまま水作業もおこなうことができます。
ただし、サポーターに比べると固定力は落ち、効果の持続時間も短くなります。
症状に合わせた種類を選ぶ
サポーターやテーピングを使用する際には、痛みの症状に合わせたものを使用することがおすすめです。
手首を動かした際に痛みを感じるのにも関わらず指の動きを制動するサポーターやテーピングでは全く効果がありません。反対の場合も同様です。
そのため、どのような動きをするとどこに痛みがあるのかということをしっかりと把握したうえでサポーター選びやテーピングを巻きましょう。
それぞれの利点を生かして使いわけを
サポーターとテーピングそれぞれのメリットや用途について説明しましたが、どちらか一方のみ使用するのではなく、両方のメリットを生かして怪我の早期治療を目指すことが重要です。
痛みが重症化してしまっている場合には患部をなるべく固定するためにサポーターを使用し、痛みがやわらいできたらテーピングを巻き少しずつ動きに慣れさせていくなどの使い方があります。
サポーターの長期使用は怪我の回復を遅らせるだけでなく、心理面にも大きな影響を及ぼします。
痛みがなくなってもサポーターをはずすこと不安にかられてしまうこともあるため、痛みが緩和しはじめたらサポーターの使用は控えることがおすすめです。
テーピングの使用時間にも注意
サポーターの長期使用は怪我の回復を遅らせるだけでなく、心理的不安を招く可能性があるといいましたが、テーピングに関しても同様です。
さらに、テーピングは長時間貼っているとかぶれなどの原因にもなってしまいます。
また、テーピングの持続時間は約20分といわれていますので、20分以降は装着を続けていてもさほど効果はないということがわかっています。
そのため、長時間の使用で効果がよりみられるということはありませんので、必要がないと感じた場合には使用を控えることをおすすめします。
また、使用後はテープの貼り残しに注意することと装着していた部分を清潔にすることでかぶれを防ぐことができます。
まとめ
腱鞘炎はサポーターとテーピングの使いわけが大事!
腱鞘炎について
サポーターとテーピングの使いわけ
症状に合わせた種類を選ぶ
それぞれの利点を生かして使いわけを
テーピングの使用時間にも注意