皆さんは、筋トレよりも画期的と話題の 筋膜 を リリース して腰痛や肩こりを改善する 方法 をご存じでしょうか。腹筋やスクワットは挫折してしまったという方にも、筋膜リリースのほうが疲労が少なく、続けられるかもしれません。さっそく始めてみてはいかがでしょうか。
筋膜をリリースして疲れ知らずに?その方法とは?
鳥皮のようなもの
「筋膜」とは何のことでしょうか。これは筋肉の中で筋肉を包んでいる「筋外膜」のことです。個々人の筋肉の多少に関わらず、筋肉全体を覆って繊維の束がバラバラにならないようにしています。運動不足で筋膜が癒着を起こしてよれてしまうと、なかなか元通りには戻りません。
ときどき筋トレをしたり肩もみをして筋肉をほぐしても、コリ感が残ってしまいます。筋肉そのものは、硬く凝り固まった状態としなやかな状態を繰り返してもその都度、改善の努力の効果をみせてくれるのですが、筋膜はむずかしいのです。ほぐれないまま硬化が進み、筋肉の力も発揮しにくくなります。
今までは、ひたすら筋肉を鍛えることが最善とされてきましたが(もちろん間違いではありません)、これからは筋膜も意識するとより効率的に肩こりや腰痛を改善できる期待を持つことができます。特に運動不足気味の方々にはおすすめです。
三日坊主は報われない
筋トレよりも疲れないとはいっても、全く動かずに楽ができるというものではありません。じっとしているよりも、適度にからだを動かしたほうが楽であるという感覚を思い出しましょう。
肩こり改善の筋膜リリース
①腰の高さほどのテーブルの前(テーブルから一歩下がったくらい)に立ちます。②右足を前に出し、左手をテーブルにつきます。③右腕を天井に向かって伸ばして10~15秒キープします。このとき後ろ足の膝を伸ばすのがポイントです。
④お顔と身体を、上げている腕の方向にひねり心地よいと感じるところで15~20秒ほどキープします。指先をみるようにすると意識しなくても首周りまで自然に伸ばすことができます。⑤そのままの姿勢で左ひじをテーブルにつけて15~20秒キープします。テーブルについたひじは頑張って身体の内側までひねります。
⑥反対側も同様です。左右各2、3回ずつで1セットとし1日3セットほどできると良いでしょう。
腕が上がるようになる、腕伸ばし筋膜リリース
①左手を斜め後方に伸ばします。②あごを少し引いて首を右に倒します。③右手で左肩を押さえます。④右耳を前に出すように首を回します。⑤この状態で30~90秒ほどキープします。⑥首を傾けたまま鼻を右肩に近づけて30~90秒キープします。
⑦反対側も同様です。左右各3~5回ずつで1セットとし1日2セット頑張れると理想的です。筋トレよりは確かに楽そうだけれども、毎日できるか自信がないという方も毎日はむずかしくてもせめて1日おきくらいの頻度で続けられると、結果はついてくることでしょう。
ハイリターンを期待できる?
①から厳密に行わなくても、少々省いてでも長続きすることが大切です。筋膜が緩むとさまざまな良いことが次々に起こります。
一つは、ダイエット効果です。筋肉の可動範囲が広がる(元に戻りつつある)と代謝がアップします。筋膜リリースでからだのこりや疲れがとれたら、もう少しからだを動かして頑張ってみようかという気持ちになりやすくなるかもしれません。
元の量にもよりますが、食事の量を少し減らしてストレッチに挑戦してみてはいかがでしょうか。代謝が良くなっているので、ちょっとの辛抱で2、3kgくらいは簡単に減量できるはずです。
二つめは、たとえ痩せなくても神経伝達がスムーズになり日常生活のパフォーマンス力がアップします。ケガをしにくくなったり、疲れにくい体質に生まれ変わるチャンスです。筋膜リリースは息切れをして大汗をかくようなものではありませんから、スマートに挑戦して後悔はありません。
まとめ
筋膜をリリースして疲れ知らずに?その方法とは?
鳥皮のようなもの
三日坊主では報われない
ハイリターンを期待できる?