開脚の角度が狭い、かつ開脚の状態で前屈ができない…といった方は少なくないと思います。しかし、このように股関節が固い状態が続くと身体には多くの悪影響が出てしまう可能性があります。
では 股関節 が 固い とどのようなことが身体にはおきるのか、改善方法はあるのかなどについてご紹介します。
股関節が固いと身体にはデメリットばかり!
股関節が固い状態とは?
股関節が固いとひとことでいったとしても、どのような状態をさすのでしょうか。股関節が固いと呼ばれる場合には、開脚角度が狭い、開脚した状態から上体を床へ近づくように倒すことができないといった状態をさします。
人間は生まれつき股関節を含め関節は固くありません。日々の生活のなかで、その部分を酷使してしまい、ストレッチなどのケアをおこなわず放置することで関節のみならず、周辺の筋肉まで固くなってしまうのです。
では、股関節が固くなってしまうと身体にはどのような悪影響がおきてしまうのでしょうか。
下半身が太くなりやすい
よく、股関節が固い人は下半身が太りやすいといわれます。股関節周辺には老廃物を排出するリンパがたくさん集まっているのですが、股関節が固くなってしまうことによりリンパの流れが滞り、下半身に老廃物が溜まった状態になってしまうのです。
さらに老廃物が蓄積するだけでなく、血流も悪くなるため、むくみなどの原因にもなってしまうのです。
腰痛の原因になる
股関節が固いと周辺の筋肉も固くなってしまっている場合が多く、この場合には腰痛の原因となってしまうのです。
腰痛は腰周りの筋肉が原因と思われる方も多いと思いますが、身体のなかのどこかが固くなってしまうと、さまざまな連鎖がおこり、近くの部位に痛みを発症してしまう場合があるのです。
この場合、股関節の筋肉が固くなってしまうことによって腰の反りが強くなってしまい、結果腰に痛みを発症させてしまうのです。そのため、慢性的にも腰に痛みがある方は一度股関節の固さをチェックしてみることをおすすめします。
姿勢が悪くなる
先ほども少し述べたように、身体の筋肉は全身で連動することがあるため股関節が固くなってしまうと、そのほかの部分に影響を与えてしまうことになります。特に股関節は身体の中心に位置しているため、姿勢に関して悪影響を及ぼすことがあるのです。
猫背や反り腰、ストレートネックなど背骨の配列異常が原因と考えられる不良姿勢は、股関節の固さが原因となってしまっていることもあるのです。
これらの不良姿勢は肩こりや腰痛、頭痛、関節自体の痛みへと発展してしまうため、できるだけ早く原因をみつけて対処をしていくことをおすすめします。
無意識に足を組むことも股関節が原因!?
椅子に座ったときに無意識に足を組んでいませんか?この場合も股関節が固いことが原因となっていることがあります。股関節は両方同時に固くなることもありますが、片方が特に固いといった場合もあります。
この場合には両脚をそろえて椅子に座るということが難しく感じてしまい、無意識に足を組んでしまうことがあるのです。しかし、この状態を続けてしまうと、股関節の固さを助長させてしまうだけでなく、骨盤のズレや姿勢を崩してしまう原因となってしまうのです。
改善のポイントは毎日コツコツと!
股関節が固いことはさまざまな悪影響をもたらしてしまうのですが、一度固くなってしまったものはすぐに元通りというわけにはいきません。毎日コツコツと、少しずつ強度を上げていくことを続けることで改善の道をたどっていくことになるのです。
毎日長い時間おこなう必要はなく、テレビをみている間やお風呂あがりに少しおこなう場合でも、毎日続けていれば効果がでるのです。
特に、お風呂あがりや運動後など身体が温まっている状態でおこなうとより効果がでやすいといわれています。健康できれいな身体になるためにも、毎日コツコツ股関節のストレッチをおこないましょう。
まとめ
股関節が固いと身体にはデメリットばかり!
下半身が太くなりやすい
腰痛の原因になる
姿勢が悪くなる
無意識に足を組むことも股関節が原因!?
改善のポイントは毎日コツコツと!