口内炎ができると強い痛みで食事が満足にとれなかったり、歯みがきや話をするたびに炎症個所にあたって不快だったりとつらいものです。
口内炎 ができるときとは疲れやすかったり、抵抗力が低下したりして細菌の感染で起こります。なかにはほかの病気が隠れていたり ビタミン 不足が原因だったりすることもあります。
口内炎で摂りたいビタミンとは
口内炎の起こり方
口の中には通常でもさまざまな細菌が存在しています。本来ならばだ液によってこれらの細菌の活動はある一定以下の状態に抑えられています。
その一方で、口の中はたえず食べ物が入ってくる場所ですし、そしゃくを繰り返すことでさまざまな傷が生じやすい場所です。さまざまな原因により体の抵抗力が低下すると、細菌がこうした場所から感染し、炎症をおこすことがあります。これが口内炎です。
胃腸が弱っているとき、過労やかぜをひいて熱を出しているときなどでも、口内炎が起こることがあります。その他さまざまな原因によって口内炎が生じます。とくにビタミンB群が足りていない欠乏症のときにできることがあります。
口内炎のときこそ栄養を摂りたい
口内炎はほおの内側だけでなく舌やくちびるにできることもあります。いずれにしても食事などの際によく痛みます。したがって食欲がわきにくいこともあります。そこで食事の際になるべく炎症個所を刺激しないでいいように工夫します。
たとえばあまりかまないですむような形状のものを食べるようにします。熱すぎたり冷たすぎたりしないものがいいです。すっぱいもの、塩気の多いもの、香辛料のように辛いものも刺激しがちです。炎症を起こして腫れている時はとくに香辛料は避けるようにします。
口内炎とビタミンの摂り方
それでも栄養の高いものをなるべくとるようにこころがけます。とくに疲れやかぜをひいたことが原因ならば、ビタミンB群を豊富に含む食品を食べやすく調理するとよいでしょう。
たとえば豚肉ならばそのままよりも、ひき肉を用いてあまりかまないでいいようにやわらかい肉団子にする、卵ならば茶碗蒸しにして冷ましながら食べるなどのくふうをします。こうして十分なビタミンを確保できるようにすると、症状の改善に結びつきます。
そして日頃から疲れをためないようにするとともに、抵抗力の低下を招かないようにビタミンB群を中心に、ビタミンやミネラルを意識して食べ物から摂るように心がけます。
口内炎の治療とビタミン
医師から処方されるお薬には、痛みどめ、消毒液、抗菌剤やそれらを含むパッチ、クリームなどがあります。さらに抗菌剤やビタミンCを含むトローチが処方されることもあります。
ビタミンCはこうした粘膜組織の修復を促進するはたらきがあります。舌にできる口内炎の原因として、ビタミンB12の欠乏によるものがあります。その場合にはビタミンB12が処方されます。
口内炎に対して日頃から気をつけること
こうしたビタミンB群だけが不足している場合には、ビタミンやミネラルなどについても不足しがちなことが考えられます。
したがって口内炎を予防したければ、ビタミンB群だけに注目するのではなく、ふだんから食事の片寄りをなくしてバランスよく多種類の食べ物を摂るようにこころがけるとよいです。
また甘いもののとり過ぎは、糖の分解のためにビタミンB群を体内でより多く必要とすることになってしまいます。したがって甘いもののとり過ぎについて同時に注意するとよいです。
口と全身・生活の点検を
それと歯の形状や詰め物などにトラブルがないか点検することをおすすめします。場合によっては歯科医にみてもらい、舌やほおの内側を傷つけがちな場合には、そうした原因となるところの見直しを進めましょう。
日頃の生活において疲れやストレスをためない、暴飲暴食をしないで胃腸をいたわるといったことも口内炎を間接的にふせぐことにつながるでしょう。
まとめ
口内炎で摂りたいビタミンとは
口内炎の起こり方
口内炎とビタミンの摂り方
口内炎の治療とビタミン
口内炎に対して日頃から気をつけること