口内炎ができてしまうと痛みが伴うことが多いです。そのために、口に食べ物が入るたびに痛みが起こることすらあります。このように 口内炎 のときの 食事 で、その苦痛をやわらげる方法をとりあげます。
とくに口内炎があっても痛みを感じにくい食べ物の選択や食事のくふう、さらに口内炎の改善を進めることのできる食べ物を紹介します。
口内炎があるときに摂りたい食事
食事が摂りにくい口内炎とはどんなもの
さまざまな理由で口の中が傷つきます。たとえば食事のときや歯みがき、さらに歯や歯の詰め物の一部などが頬の内側に当たった場所の粘膜組織が損傷します。するとこうした場所から細菌に感染することがあります。
こうした粘膜組織について細菌が感染して、炎症が生じることがあります。これが口内炎です。ときには炎症とともに白く変色した状態が長引き、するどい痛みや腫れがずっと続くときがあります。
その部分に触れてしまうと、粘膜組織が十分修復できていないことで傷みやすかったり、腫れているので歯にあたったりして、傷の治りが先に延びたりすることがあります。特に食事時は炎症部分にあたりがちで、食事が苦痛なことがあります。
口内炎と食事との関係
体にできた傷はうまく処置しておけば、細菌の感染もなく炎症をほとんど起こさないですみやかに治っていきます。じつは口にできた傷もそのしくみは同様のはずです。
しかし、口の中は健全な人の場合でも細菌が常にいるところです。口の中には細菌がいて、いつでも傷ができれば侵入しようとその機会をうかがっています。食事というのは口の中が傷つきやすく、細菌にとって感染の絶好の機会といえます。
そこで食事時を中心に対策します。まず、口の中に傷ができたときには速やかに治療することで口内炎への進行を抑えるとよいです。こうして清潔をたもつ方法をとるようにします。
すると傷口への細菌の感染の機会を減らせるので、食事の際にも口内炎への進行をある程度抑えることができます。たとえば食事後などのうがい液を使ったうがいは、ある程度効果が期待できます。
口内炎ができやすいときは、栄養不足など食事に原因がある場合があります。そのために抵抗力が落ちて、細菌に感染しやすい状況があることがあります。こうした時には、食事に気をつけることも大切です。とくにビタミンB群を含む食品を意識して摂るとよいでしょう。
口内炎の痛みを和らげる温度や食事の形状とは
口内炎ができていても食事をしたり、話をしたりするたびに口やあごを動かします。歯みがきなどもします。そのたびに痛みがあるのはつらいものです。したがってそれを和らげる方法は食事などの際にはとくにほしいものです。
食事の場合にはひと口ごとにかんで飲み込まなくてはいけませんので、とくに痛みを抑えられるならそうしたいところです。
それには口内炎部分への刺激をなるべく少なくすることです。低温の刺激は高温の刺激に比べて、痛みを小さく感じます。ただし温度は体温程度が一番適しているといえます。したがって飲み物などはこの温度ぐらいで摂るようにするとよいでしょう。
食事は咀嚼の負担の少ないやわらかなものがいいです。痛みがひどくほとんど口を動かしたくない時などは、かまないでいいようなものがよいでしょう。
口内炎の痛みを和らげる他の食事の要素
それから炎症をおこしているわけですから、食事には唐辛子、こしょう、わさびなどの香辛料などの刺激物をなるべく避けます。お酒なども炎症にはよくありません。また塩辛いものも痛みを増長します。
逆にはちみつなどは口内炎のときには刺激が少ないです。したがって痛みがひどい時には、消化が良く味も濃くない、人肌程度の温度のやわらかなものが望ましいといえます。
薬などによる食事時への対策
食事やその他のときに口内炎の苦痛を減らす目的で、口内炎の痛みや腫れを緩和する薬があります。薬には軟膏、スプレー式やパッチを貼る形式のものもあります。したがって用途や状況に応じてこれらを使い分けるとよいでしょう。
ただし、食事の際には薬がとれてしまう場合もありますから注意がいります。口内炎ができてしまって以降であっても、うがいは治りを後押しします。食事の後は特に口の中に菌が増えやすい状況にあります。
つぎに寝る前などです。こうしたときには、うがいぐすりでうがいを行うとかなり効果が期待できます。薬剤でうがいしたあとに、口をぬるま湯などですすいでもよいです。このほうが粘膜への刺激が少なくなります。
まとめ
口内炎があるときに摂りたい食事
食事が摂りにくい口内炎とはどんなもの
口内炎と食事との関係
口内炎の痛みを和らげる温度や食事の形状とは
口内炎の痛みを和らげる他の食事の要素
薬などによる食事時への対策