肩こりと並び慢性化しやすいのが、首痛い!という症状です。原因は、いくつか考えることができるのですが、原因にあわせた対処法を覚えておけば、 首痛い 症状とうまく付き合うことができます。
まずはあなたが現在感じている首の痛みについて、原因を探っていきましょう。
首痛い!意外な原因と対処法
首痛い!ときの主な原因
私たち人間は、二足歩行をするようになり、首痛い!という悩みがあらわれたと考えられています。理由は、頚椎が頭を支えているからです。
頭の重さは、体重の約10%だと言われていますので、50キロの体重の人の場合、頭の重さは約5キロ、40キロの女性でも、頭の重さだけで4キロもある計算になります。
その頭を支えている頚椎には常に大きな負担がかかっていることが想定されます。
以下に、首が痛いというときの主な原因をご紹介します。
- 首の筋肉に何らかの異変がある
- .頚椎の変形や圧迫などの異変
- 頚椎の骨折
これらの原因で首が痛い場合は、それぞれに対処法が異なります。
首の筋肉に何らかの異変があるの場合の対処法
頚椎周辺には、頭半棘筋(とうはんきょくきん)や頭板状筋(とうばんじょうきん)と呼ばれる複数の筋肉が重なりあっています。
長時間のデスクワークにより筋肉が疲労すると、血流低下を起こし、コリや痛みを感じることが考えられます。実はその筋肉疲労が、首痛いという症状の原因にもなります。
一度凝り固まってしまった筋肉は、もみほぐすだけでは解消できません。首にある筋肉をほぐすためには、首から肩にかけ温めることが大切です。
軽くしぼったタオルを電子レンジで温め、首から肩の部分にある筋肉を温める。タオルが冷めたら再度電子レンジで温めなおし、肩から首を温める。これを数回繰り返すことで、頚椎周辺にある筋肉の血流改善を促してくれますので、首痛い症状の緩和が期待できます。
頚椎の変形や圧迫などの異変が原因の場合の対処法
7つある頚椎の間には、椎間板が挟まれています。椎間板があることで、首を動かしたときの衝撃を吸収し、スムーズな動きを可能にしています。しかし、この椎間板は、加齢により柔軟性が低下してしまうことがあり、首痛い症状を感じるようになります。
また、頚椎間にある椎間板が持つクッションとしての役割が失われてしまうと、頚椎に直接強い衝撃が加わり、場合によっては変形することもあります。
頚椎の周囲には腕へ伸びる神経が取り囲んでいるのですが、頚椎の変形に伴い神経が圧迫されれば、首痛い症状だけでなく、手や指のしびれを感じることもあります。
頚椎の変形や圧迫などの異変が原因で首痛い症状が起こっている場合、自己判断で対処することは痛みの慢性化にもつながりますので、専門医にて頚椎の状態を確認してもらった上で、症状にあわせた方法で改善を目指すことが一番です。
首痛い症状を感じるときは、一時しのぎでシップを貼るという手段もありますが、首痛い原因が頚椎ヘルニアの可能性もありますので、痛みが続くようならば専門医に相談することをおすすめします。
頚椎の骨折が原因の場合
首痛い原因が、頚椎の骨折の場合もあります。首を骨折する要因としては、バスケット、サッカー、ラグビー、柔道などのスポーツに携わっていることが考えられますが、高いところから落下することが原因の場合もあります。
頚椎の骨折による首痛い症状は、直前に思い当たる出来事があることからも、ある程度判断しやすいです。また、頚椎を1つ1つ押していくことで痛みを感じる部分が骨折している可能性がありますので、判断基準にもなります。
骨折は、自然に治癒するものですが、骨が回復する中でゆがみを生じる可能性があるため、早めに専門医に相談することが必要です。
首の痛みを予防するためには
首痛いという症状は、慢性化しやすいこともあり、日ごろから予防したいものです。首痛い症状の原因が筋肉疲労、血流低下、頚椎の変形、骨折などが考えられるのですが、日常生活の中でできる予防策としては、ストレッチ、温熱療法、疲労を溜め込まないなどがあげられます。
骨折に関してはスポーツ中に意識することが大切です。
首痛い症状が長引くことで日常生活に支障をきたしてしまうこともありますので、まずは予防を意識してみてください。
まとめ
首痛い!意外な原因と対処法
首痛い!ときの主な原因
首の筋肉に何らかの異変があるの場合の対処法
頚椎の変形や圧迫などの異変が原因の場合の対処法
頚椎の骨折が原因の場合