首こりや肩こりが全くなく、いつも元気いっぱいという方はとても少ないことでしょう。
首こり が気になるたびに首をボキボキならしたり回したりしてその場をしのいではいるけれど、なぜこんなにこっているのか深く考える時間はあまり持つことができていないのではないでしょうか。
この機会に 原因 と対策を検討することとしましょう。
首こりは原因が判明すればすぐ治る!!
筋肉疲労の解消
首こりのいちばんの原因は血液循環の悪化によるものです。首の骨が折れると死に至ることがありますが、首周辺には椎骨動脈という脳に血液を送る4本の重要な血管があります。
この血管が首のこりからくるストレスに耐え切れず血液循環が悪化すると、頭の回転が悪くなります。頭痛、集中力・気力の低下、めまいや吐き気を催すこともあるでしょう。首の単純な筋肉疲労による血液循環の悪化であれば、それを改善することで万事解決します。
ご自身で首をマッサージしたりストレッチを行い、物足りない場合は指圧に通ったり、チタンや磁気のネックレスをしたり、温泉や銭湯など広めのお風呂に浸かることで疲労がとれます。ご自身でマッサージする場合は、あまり力を入れすぎないように気をつけましょう。
指圧も向き不向きがありますし、週に1度は通わないとつらいというほどであればむしろ病院へ行くべきです。整形外科や形成外科を訪れましょう。鍼灸をご自宅でひとりで行うのは危険も伴いますので、資格をお持ちでない方は控えたほうが良いです。
ネックレスや温泉も気持ち効果はあるかもしれませんが、毎日のストレッチやマッサージのほうが大切です。
病気の隠れサイン
骨や関節の異常が間接的に首こりの原因になっていることもあります。生まれつき肩が内向きだったり、成長するにつれてなで肩になり腕が疲れやすかったりとさまざまなことがあげられます。
頚椎症や変形性脊椎症、側湾症、顎関節症なども首こりを引き起こすことがあります。心当たりのある方は一度お気軽に病院へ相談に行くと良いでしょう。適切な治療によって数ヶ月で症状が改善することもあります。
費用の心配をして悩んでいるのも血流を悪化させます。あるいは内臓の調子が芳しくない、疾患の可能性もあります。
食べ過ぎ・飲み過ぎのために急性的に胃・肝臓・腸・腎臓が悲鳴をあげているか、高血圧、糖尿病、狭心症、糖尿病などの病気の症状または前兆の疑いです。
内臓のはたらきが悪くなると筋肉へ酸素が行き渡りにくくなりますので、首こりの症状がふだんよりもつらくなることもあります。内臓疾患では内臓そのものが痛みを感じ始めるのは症状がだいぶ進行してからのことです。
首や肩がこるからといって心筋梗塞の兆しかと危機を察することは素人には困難ですが、定期的に検査を受けるのも大げさなことではありません。血液の循環を阻害する脂肪やアルコールを控えて、野菜をたくさん食べて内臓にやさしい食生活を心がけましょう。
生活習慣に対抗する
首こりの原因となる血液循環の悪化ははストレスや緊張状態が続くことによっても引き起こされます。自律神経が乱れると交感神経が優位になって身体を休ませるはたらきをする副交感神経が劣勢になります。
ストレスや緊張の直接的な原因を減らすことは容易ではありませんが、運動をすると手っ取り早く解消できます。日頃運動習慣のない方は最初は腰が重いでしょうが、運動の後の爽快感を一度味わえば長続きするのではないでしょうか。
ご自宅で黙々と筋トレをするのも良いですが、風を感じるウォーキングも季節によっては気持ちが良いものです。運動不足が解消されれば、長時間の同じ姿勢での作業も楽になります。
筋力アップによってじっとしていても筋肉の伸縮がある程度行われるようになると酸素不足も防ぐことができます。
また眼精疲労も見逃すことはできません。パソコンやテレビ、スマートフォンなど目が疲れるものを長時間使用するのはもはや避けられません。眼鏡やコンタクトレンズへの出費を惜しまずに定期的に検査を受けましょう。
30分に1度は目を閉じてまばたきをする、ホットタオルで目を休ませるなど自衛策を講じなければ首こりは治りません。
まとめ
首こりは原因が判明すればすぐ治る!!
筋肉の解消
病気の隠れサイン
生活習慣に対抗する