最近、めまいがすることがあって睡眠をよくとってブルーベリーなどのビタミンを摂取したり、ホットタオルで目の周りを温めてみたりしているが一向に良くならないという方は、つらい首こりでお悩みではありませんか。実は めまい は 首こり が原因の場合も多いのです。
首を完全に休ませるのはむずかしいことですが、負担を減らすことは可能です。首こりを治して視界を取り戻しましょう。
首こりが原因のめまいの改善方法
めまいが生じるのは重症化のサイン
首がこるとなぜ、めまいが現れるのでしょうか。それは首がこることによって脳や内耳の血管や神経が圧迫されるためです。脳内、内耳の血流循環障がいが起こり、めまいをはじめ、ふらつきや浮動感を起こすことがあります。
また、首の周りの4本の血管(椎骨動脈)は脳へ血液を送るとても重要な血管です。この血管の血液循環が悪化すると、老廃物が排泄されなくなり、脳への血液供給が低下してしまいます。その結果、めまいや頭痛、集中力低下、気力低下などに襲われるのです。
首こりによるめまいの多くは、「動揺性めまい」(頚性めまい)というものです。特徴としては、ふわふわした感じのめまいが起こります。イスやソファーに座っていても、足元へ吸い込まれるような感覚がしたり、歩いていても宙に浮いているような感じがします。
ふつうの首こりでは、ここまでの症状はみられません。つまり首のこりが限界に達しつつあるということです。
ただし、動揺性めまいは内科の病気の隠れサインである場合も多く、自己判断は危険です。
貧血のほか、高血圧症、低血圧症、多血症、糖尿病、甲状腺機能低下症などの可能性もあります。あまりに辛いめまいは、しばらく様子をみてみようと逃げ腰にならずにすぐに病院へ行きましょう。
もう一つ、「回転性めまい」というものがありますが、こちらは首こりが原因のことは少ないようです。
特徴としては、自分自身が回っているめまい、周囲が回っているような感じ、立っているとき座っているとき更に目を閉じていても渦の中に吸い込まれてゆくようなめまいがする、症状が重いと起き上がることも困難になる、などです。
回転性めまいの原因として、脳梗塞や小脳の出血でも起こりうるので、症状のある方は貧血と判断せずに一度病院で診てもらったほうが良いでしょう。
首こりの原因
首こりは運動不足、冷え性、長時間同じ姿勢で過ごすことが多いと、体内に血行不良が起こり、筋肉が緊張して「こり」がおきます。めまいは血行不良が原因で起こる場合が多いのです。
同じ姿勢でジッとずっといる場合、首を動かしたり肩を動かしたり全身運動を意識して行うことが軽減されます。
職場で全身運動をするのはむずかしいかもしれませんが、1時間に一度くらいは立ち上がって腕を振って大股でフロアを一周してみてはいかがでしょうか。
人目を気にしないご性格であれば、歩きながら肩や首を回してみたり、さすってマッサージするなどして血行を改善することにより、めまいも解消されてくるはずです。
生活習慣、食生活を見直す
マッサージ、整体院、カイロプラスティックなどもリラックス効果があり良いものですが、根本的な解決にはなりません。非日常的な特別な時間よりも、普段の長い日常の時間を見直してみましょう。
まず、日頃の姿勢はいかがでしょうか。椅子に深く腰掛け、前傾気味にならないように気をつけましょう。猫背は楽ですが、直したほうがもっと楽になります。
食べ物は、お肉類は控えめにして、お酢、黒酢、りんご、タマネギ、納豆、お豆腐、青魚などを積極的に摂取しましょう。ただし、極端に食べ過ぎるとアレルギー反応を起こすこともありますので、ほどほどにしてください。
いくら食べ物に気をつけても、睡眠不足では効果は半減以下になります。お風呂にゆっくり入り、7~8時間の睡眠を確保することが理想です。この生活を継続すれば、首こりが原因のめまいは必ず治ります。
まとめ
首こりが原因のめまいの改善方法
めまいが生じるのは重症化のサイン
首こりの原因
生活習慣、食生活を見直す