首こり で首が回らないという方はいらっしゃいませんか。時折、首をグルグル回してもほとんど効果がなくなってきたら、かなり深刻です。むやみに回すよりも、少しだけからだの構造を覚えて ストレッチ をしたほうが効果的です。ご自宅で気軽に取り組めるストレッチをご紹介いたします。
つらい首こりに効くストレッチ
外で心地よくからだを動かす
首こりや肩こりでお悩みの方々は、運動不足気味です。適度に動物らしく動き回る生活をしていれば、それほど重症化はしません。運動不足になると、血液の循環が悪化します。加えて筋力の低下は筋肉の負担を大きくしますので、首こりや肩こりにつながります。
いちばん気軽に始められるのは、ストレッチというと語弊がありますが「ウォーキング」ではないでしょうか。お仕事をお持ちの方は少し早起きをして、水分をとってからいつもの通り道とは逆の方向へ向かって30分も歩けば良い運動になります。
初日はお散歩気分で十分です。2日目からは、出発前に深呼吸や屈伸運動などの準備体操を取り入れるとなお良いでしょう。腕を振って大股で歩きましょう。帰宅したら同じく深呼吸や軽い整理運動を行い、水分補給をしたところで完了です。
30分以上も朝早起きをしていたらとても続きそうにないという方は、お仕事帰りに1~2駅分歩いて帰るという手もあります。ふだん革靴など硬い靴で通勤されている方は、できればウォーキング用のシューズを持ち歩きたいところです。
家で気楽に始める
外に出るにはある程度身だしなみを整えなくてはなりません。それが面倒だという方は、ご自宅でパジャマのままでもできるストレッチにチャレンジしてみましょう。
全身運動として最も効果があるのは「ラジオ体操」です。第1、第2まで完璧に行わなくてはと気張ることはありません。覚えているところだけ音楽なしで行うのでも十分です。覚えている動きが少ないなぁと思ったら、2セットくらい頑張っても良いでしょう。
朝起きたときや、お風呂の前、お風呂上がりに行うのが効果的です。習慣になってくると、やらないと何となく落ち着かない、気持ちが悪いといった精神状態に達します。出来る限り毎日続けることが大切ですが、言うまでもなく例えば風邪を引いているときにまで行う必要はありません。
からだを動かすことが楽しくなってきたら、もう少し負荷の掛かるストレッチも取り入れてみましょう。体育の授業以外でやったことがないという方もいらっしゃるかと思われますが、腕立て伏せや腹筋、背筋運動は筋力アップに最適です。
腕立て伏せは人生で1回もできたことがない方も多いようですが、毎日チャレンジしていれば必ず1回はできるようになります。今まで普段していなかった動きをするだけでも、血流は良くなりますし、筋力も鍛えられます。
タオルでストレッチ
腕立て伏せや腹筋背筋など、ご自身のやる気が全てのストレッチはどうも自信がなく、サポーター的なものが欲しいという方には「タオル1本ストレッチ」がおすすめです。
タオルをまっすぐ伸ばして握る力があれば大丈夫です。まず、両足を肩幅より少し広めに開いて立ちます。タオルの両端を握って息を吸いながら腕をまっすぐにして頭の上に持っていきます。
次に、そのまま息を吐きながら前方にからだをゆっくり倒していきます。倒したところで5~10秒ほどキープします。ゆっくり元の体勢に戻したら、同じように今度は後ろ、左右にも行います。これを1セットとして1回に3セットくらい、1日3回以上頑張ると効果があります。
運動やストレッチの前後には、水分補給が欠かせませんが、冷たいものの一気飲みは胃腸を冷やし、血行を悪くしますので常温の少し塩分の入ったお水やスポーツドリンクなどをからだに行き届くことをイメージしながらゆっくりいただきましょう。
まとめ
つらい首こりに効くストレッチ
外で心地よくからだを動かす
家で気楽に始める
タオルでストレッチ