首こり がつらいなぁと思っていたら 頭痛 もしてきた、というご経験はありませんか。この二つの症状の原因は、別々のものではなく密接な関係がある場合がほとんどです。まずは生活習慣を振り返って、原因を解明しましょう。
首こりを解消すれば頭痛も治る
症状の仕組みと原因
頭痛の最大の原因は、血液の流れの悪化です。
なかでも椎骨動脈(首周辺の4本の血管)は脳へ血液を送る上で最も重要な血管です。この血管の血液の流れが悪くなると老廃物が溜まり脳への血液供給力が低下します。すると、首こりや頭痛、肩こり、めまい、気力や集中力の低下が連鎖的に起こります。
この状態を我慢できないことはないからと放置すると、脳梗塞の引き金にもなりますので「首こりや頭痛は大人なら当然あるものだ」と辛抱せずに、病院へ行くのも良いことです。病院へ行かずとも、ご自身で改善する余地もあります。
血液の循環を妨げている原因の多くは精神的ストレスや身体的ストレスです。ストレスが溜まるとお腹が緩くなったり寝つきが悪くなったりするのと同様に、血液の流れも悪くなります。精神的なストレスは筋肉や神経が常に緊張した状態を引き起こします。
身体的なストレスは運動不足や姿勢の悪さが主な原因です。
生活習慣の改善
「からだを労わる」というのは、「楽をさせる、怠けさせる」という意味ではなく「適度な負荷」と「優しさ」をかけることです。
運動のハードルが高すぎるという方は、まずはお風呂で温まりましょう。温度は38~40度くらいのぬるめに設定します。熱いお風呂が大好きな方には物足りないかもしれませんが、健康にはぬるめのほうが良いと鵜呑みにして耐えてください。
首回し、足首回し、マッサージを行います。お風呂の広さにもよりますが、足を伸ばすことができない場合は曲がったままでも何ら支障はありません。
浴槽がリラックスできる構造であれば、目の温パックもしてみましょう。タオルを湯船ではなく蛇口のお湯で温めて絞ります。目に当てて呼吸を止めずにリラックスしましょう。タオルを温め直して3回ほど繰り返すと目のコリがほぐれたことを実感できると思います。
もちろん、お風呂上がりにレンジで温タオルを作って実践しても同じ効果が得られます。注意したいのは、その後テレビやゲームをすることです。せっかく目の疲れをとったのに就寝前に台無しになってしまいます。
次に、運動やストレッチですが無理をせずに継続できることが第一です。ラジオ体操を1日1~3回ほど丁寧に行うだけでもおからだの変化を実感できるはずです。
特に、肩回しやジャンプは神経を整えるのに大変有効です。気がついたときに目を閉じてジャンプを20回ほどすると良いでしょう。
食生活は、お肉は牛肉より豚肉やレバーなどがビタミンB1が豊富です。ビタミンB群は、疲労回復やエネルギー不足を解消に貢献します。
卵や大豆、野菜、果物をバランスよく食べ過ぎないことが大切です。食べ過ぎると、脳に血液が回らなくなります。
自力の限界を感じたら
病院や整骨院や接骨院のお世話になることを検討しましょう。病院はまず整形外科へ行き、場合によっては脳神経外科を勧められることになります。
通常の首こり、頭痛であれば筋肉を緩める薬を処方されて「ストレスを溜めないように」などとアドバイスされて帰されることでしょう。
もう少し専門家にお話しを聞いて欲しいという方は、整骨院や接骨院のほうが良いかもしれません。超音波や電気を使ったマッサージを施してもらえます。お話しも医師より弾むことでしょう。料金や接客などの評判の良い店舗をできる限りリサーチしてから訪れましょう。
その際、マッサージと直接関係のない枕や磁気ネックレスなどの購入を勧められるかもしれませんが、その場で即決はしないように気をつけましょう。
まとめ
首こりを解消すれば頭痛も治る
症状の仕組みと原因
生活習慣の改善
自力の限界を感じたら