急に起こる腰痛にはさまざまな原因があります。 急性腰痛症 は、ヘルニアや脊椎すべり症などの原因がはっきりしている病気とはちがい、痛みの原因がはっきりしないものをさすことがあります。
その多くは日常生活のちょっとした注意で防ぐことや軽くですませることができます。
ちょっとした日ごろの行動でだれでも予防できる急性腰痛症
腰痛を引き起こしやすい生活
腰痛の中でも急性腰痛症は、その原因がはっきりしないものとして知られています。ただしそのうちのいくつかは思い当たる行動やきっかけがあるものです。
そのためそうした行動は腰痛をまねきやすいからとより慎重に行動したり、べつの方法に変えたり工夫することで回避することができます。
急性腰痛症と運動
この急性腰痛症は、腰痛の患者さんの中でももっとも多いものです。とくに検査をしても思い当たるような部位や原因が見つからないのが特徴といえます。
若い人を中心にしたこうした急性腰痛症には、あきらかに運動不足やからだをあまり動かしていないことが要因のひとつと考えられる場合があります。
とくにあまりふだんから運動をしない方や、やせ形で筋肉の発達があまり見られない方などに起こりがちといわれています。一方で肥満により体重をささえる腰へ負担がかかりがちな方にもこうした症状がみられる場合があります。
腰痛と生活習慣
また生活習慣が要因になることも考えられています。スマホやパソコンなどに向かうときの姿勢です。前かがみで画面を見つづける姿勢は腰や首への負担が大きいです。こうした方々は腰を中心に筋肉の疲労の蓄積が起こりやすくなっているといえます。
人によっては腰への負担となって、痛みが生じやすいということが主な原因ではないかと考えられています。
だれでもできる腰痛対策
そこで腰痛の対策です。こうした生活習慣で思い当たる方はその習慣を見直してみます。とくに室内でじっとしてスマホの画面を眺めていることが多い人は、その姿勢をあらためることを意識します。
あるいはそうした行動を少し減らしてみます。さらにその姿勢を長く維持しないでたまに体を動かすようにします。
急に動くことは腰痛には禁物
とくに室内外でできる軽い運動がおすすめです。腰痛を起こしやすい方は腹筋や背筋をきたえることがおすすめです。
しかし急激な筋力トレーニングは逆に体への負担が大きく、なかなか長つづきしない可能性が高いです。しかも筋肉の疲労から腰痛をまねいてしまうかもしれません。
腰痛防止のストレッチはきもちがいいもの
そうではなくストレッチなどの「気持ちのいい」運動をほとんど寝た姿勢(つまり腰への負担が小さい)状態で行うのがおすすめです。
こうしたラクな運動ならば長続きする可能性が高いです。こうした運動の習慣は確実につづければその効果が期待できます。背筋と腹筋をきたえることで腰への負担が減ります。しかも姿勢を筋力で維持できるようになることから、改善する可能性が期待できます。
腰痛には筋力をふやす
腰痛が起こりそうな動きでも、つけた筋力がおぎなってくれて腰への負担をかるくできます。しかも日ごろの運動によって自分の体の調子や具合を把握できやすくなりますから、腰痛などのけがを起こしにくくできます。
このように軽い運動からはじめていくと、体を動かすことのここちよさを感じることができて長くつづけやすくなります。習慣化できればおのずと腰痛の起こる可能性が減少するのではないでしょうか。
スポーツのやりすぎと腰痛
ただしふだんスポーツや運動をなさる方で腰痛を持っている方がいます。こうした方はその運動が腰への負担が過剰になっていないか確認します。
いま一度行っている運動について客観的に知る必要があります。体をこわしてまでおこなう運動はのぞましいものとはいえません。
ふつう運動を行うことで、より健康なからだづくりができていくのがふつうです。そのはずが腰痛をまねくような運動になってはいないか見直してみます。
まとめ
ちょっとした日ごろの行動でだれでも予防できる急性腰痛症
腰痛を引き起こしやすい生活
急性腰痛症と運動
腰痛と生活習慣
だれでもできる腰痛対策
急に動くことは腰痛には禁物
腰痛防止のストレッチはきもちがいいもの
腰痛には筋力をふやす