からだのどこかが悪いわけでもないのに、疲れがずっととれなかったり風邪がいつまでも治らなかったりすることはありませんか。その原因は免疫力の低下にあるのかもしれません。
免疫力は薬やサプリメントを飲んで1日で体内にできるものではないため、日々の努力が必要になります。
免疫力を高めるには どんな方法があるのかご紹介します。
免疫力を高めるには?ストイックさより地道な生活改善から
カンタンなことがむずかしい
免疫力アップには何はさておき食事の見直しから始めましょう。整腸作用のある納豆やヨーグルト、牛乳、白湯などと抗酸化力作用のあるオレンジ、トマト、ほうれん草、ニンジン、モロヘイヤ、ネギ、セロリ、小松菜などを毎日少しずつ食事に取り入れましょう。
一度にたくさん食べても体外にほとんど出てしまいます。その際、香辛料やドレッシング、マヨネーズなどは控えたほうが免疫細胞をつくるはたらきを妨げません。もちろんお肉や魚を食べてタンパク質も摂取しないと体力が失われます。
次に睡眠時間の確保です。睡眠不足はあっという間に免疫力低下を招きます。7~9時間毎日はむずかしいでしょうから、5分10分のうたた寝を電車などでできるようになると頭がすっきりします。
休日に寝だめをするのはかえって自律神経のバランスがくずれて頭痛やだるさなどを招きます。もう少し寝たいと思ったら頑張って一旦起きて、1時間以内のお昼寝をしましょう。
そしてタバコは吸わないに越したことはありません。免疫機能のはたらきの低下はもちろん、白血球やリンパ球などからだ全体に良いことは何もありません。
お芝居でもOK
しかめっ面でお風呂で考え事をすることもあるかもしれませんが、お風呂はリラックスして入るものです。湯船に浸かってからだを温めると免疫力がアップします。体温が1度下がると免疫力が30%低下するという見解もあります。
時間がないとついついシャワーで済ませたくなりますが、湯船に浸かるだけで免疫力がアップするのであれば睡眠不足を補うこともできています。湯船に浸かって血流が良くなると気分も良くなって自然と笑顔になることもあるでしょう。
笑うことは免疫力アップに効果があります。それは無理をして笑うことでも同じ効果があるので、お風呂ならひとりでガハガハ笑うのも良いのではないでしょうか。のぼせて疲れる前にあがりましょう。
そして朝起きたらまず携帯電話やテレビをみる前に、カーテンを開けて日の光を浴びましょう。早起きで日の出前だという方も、外気に触れると自律神経が活動し始めて体内リズムが整います。
朝食はご自宅、出勤途中、職場についてからなど人それぞれ予定があるでしょうが、食べないよりは食べたほうが免疫力を高めます。ただし前日の夜に食べ過ぎたときなどは、常温のお水や白湯を500mlほど飲むと消化を助けます。
寝起きに喉が渇いていないと感じていてもからだはカラカラ状態なのです。水分不足は抵抗力や免疫力を弱めてしまいます。
運動の必要性
からだを丈夫にすることは大切ですが、疲労困ぱいになるほどの運動はかえって免疫力を低下させてしまいます。運動をして風邪をひいたりするのは鍛え方が足りないのでも根性不足でもありません。
運動をし過ぎて体温が上昇したり疲労物質の蓄積などがストレスとなって免疫機能の低下を招いているのです。ですからほど良い運動でほど良いストレスを発生させて、ゆるやかに自律神経や免疫機能を刺激してからだを少しずつ丈夫にしていけば良いのです。
気軽に息切れすることなく動ける方であればどなたでもできるものには、ストレッチ、ウォーキング、ラジオ体操などがあります。1回実践することはさほどむずかしくないと思いますが、2回3回、1ヶ月1年と継続するのはなかなか根気が必要になります。
毎日必ずと決めてしまうと1日できなかったときに投げやりになりもういいや、ということにもなりかねません。サボるのは週2回までなどとルールを作って厳しすぎず甘すぎず続けられるのが理想です。疲れていて休むのはサボるうちには入りません。
まとめ
免疫力を高めるには?ストイックさより地道な生活改善から
カンタンなことがむずかしい
お芝居でもOK
運動の必要性