むくみというとまず顔や足がなるものというイメージがあるかもしれませんが、内臓の腸もむくみます。 腸 の むくみ は顔や足のむくみよりも体調の善し悪しに直結します。腸をキレイにすれば外見にも変化があらわれます。
みえないところでも免疫力や抵抗力を落とさないくらいにキレイを保つことは必要なことなのです。
体調不良は腸のむくみのせい?対処法は
デリケートな腸のむくみ
便秘の原因は腸のむくみである可能性があります。「むくむ」とはどういった状態でしょうか。腸のケースも顔や足とメカニズムは同様です。腸の周辺環境が悪化してリンパや血液の流れが滞るのです。
顔や足よりもイメージしやすいと思いますが、水分を摂ると最初に腸に吸収されます。そして血液と一緒に全身に運ばれていきます。
お察しのとおり、腸周辺の血液の流れが悪化すると水分も全身へ出発できなくなります。その結果、腸の壁に水分が溜まってしまいむくみが生じるのです。
腸の周辺環境の悪化は急性ではなく、必ず原因があります。多いのは腸の冷え、腸の粘膜の炎症、腸内環境の悪化などです。
冷たいものを食べすぎ、飲みすぎないようにしましょうという啓発は体調の悪化や自律神経の乱れを予防するためでむくみという言葉が使われることはほとんどみかけませんが、冷たくて良いことはないということは確かなようです。
また、お薬や下剤を飲み続けると腸の粘膜がダメージを受けて炎症を起こしやすくなりむくみにつながります。
みえなくてもサインは出ている
腸がむくんでいるかどうか、直接確認することはできませんがセルフチェック方法はあります。方法というより項目を頭に入れておけばすぐに判明します。
①下痢または便秘気味である。②顔や足のむくみが解消されない。③空腹をガマンしてもポッコリお腹が改善しない。④頭痛、腰痛、肩こりのいずれかあるいは複数の症状がつらい。⑤おならがくさい。
⑥ニキビなどの肌荒れが治らない。⑦下剤を長期間服用し続けている。⑧ダイエットの努力が報われない。⑨冷たい食べ物や飲み物を好んで一年中飲食している。⑩膨満感があり、常に違和感を覚えながら生活している。
一つでも該当するものがあれば、腸がむくんでいる可能性があります。一つも当てはまらない方のほうが少数派で、ほとんどの皆さんがむくんでいる可能性があるということになります。
むくんでいる状態に慣れてしまうと腸に対して思いやりがなくなり今まで通りの生活を続けて、ある日突然倒れるなどということが起こりかねません。今のままでも健康だと慢心せずに、美しい腸を取り戻しましょう。
食生活と運動で改善
セルフチェック項目に対して、反対のことを実行すれば良いのです。まずは冷たいものを控えましょう。
飲み物は常温がベストですが、冷たいほうが美味しい飲み物もありますし、必要に迫られることもあります。そんなときは一気飲みを控えて少しずつ腸に流してあげましょう。できれば口内で2、3秒留めて温めるとより食道から胃腸への負担が減ります。
アイスクリームなどの冷たい食べものは、温かい飲み物と交互に口にするのがお勧めです。冷たいものを食べ続けても、胃腸が慣れて丈夫になるということは通常考えられませんので、いたわることを考えて過ごしてください。
温かいものならOKというわけでもなく、早食いや大食いはむくみ以外にも万病のもとです。腹八分を心がけましょう。ビタミンやカリウム、食物繊維を多く含む野菜やくだもの、海藻を多めに摂取したら、次は運動です。
休日に運動不足解消にまとめてスポーツをするよりも、毎日の生活の中の移動の歩行や立ち時間、座り時間のバランスの方が大切です。バランスを整えるのはむずかしいという方は、腹筋がお勧めです。
お風呂上がりにゆっくり10回ほど頑張ってみてください。腹筋が鍛えられると位置からして腸の周辺の血流が良くなりむくみ解消に一役買います。
まとめ
体調不良は腸のむくみのせい?対処法は
デリケートな腸のむくみ
みえなくてもサインは出ている
食生活と運動で改善