猫背 の自覚はあるものの、 治す 努力はしていないという方は多くいらっしゃることでしょう。猫背は外見上の問題以前に健康面でもさまざまな不調をもたらしています。猫背を治して悪いことは一つもありません。
さっそく今からできることを始めて生まれ変わりましょう。
猫背は疲れる!意志よりもコツをつかんで治す方法
猫背でソンをしていること
背中がお年寄りのように曲がっているとか、側湾症気味でもなければ猫背であることを思い悩みながら日々を過ごしている方は少ないでしょう。しかし、ご自身ではそれがまさか猫背のせいだとは思っていない不調があります。
たとえば疲れやすく気分がすぐれないのも猫背が関係しています。姿勢が悪いと血流が滞り呼吸も浅くなりがちです。背中には背骨しかないようにみえるかもしれませんが、実は多くの神経が集中しています。猫背でいるだけで毎日を鬱々と過ごしているのはもったいないことです。
また肥満の原因にもなります。もちろん一番の原因は食べすぎ飲みすぎですが、猫背は太りやすい姿勢なのです。太るというのは新陳代謝が悪い状態なのですが、代謝のはたらきを助けている首周りや脇の下のリンパ腺が猫背によって機能低下してしまい老廃物の処理が滞ります。
猫背が常態化していると脂肪が燃焼しにくい体質が出来上がり太りやすく痩せにくいからだが完成します。気分が滅入るだけではなく、具体的な症状があらわれることもあります。耳鳴りや偏頭痛、目のかすみなどです。この症状は猫背によって首周りの自律神経が圧迫されることで発生しています。
猫背でいることによってしなくても良い苦労をしていると気がつけば、なんとしても治そうという気持ちになるのではないでしょうか。
日中できること
朝から猫背のために時間をつくることはむずかしいでしょうから、「ながらストレッチ」が長続きの秘訣です。
家事をするときに両足を肩幅まで開いて背筋を伸ばして動くのも最初はとても疲れます。お腹に力を入れてへこませて行動するのも良いです。気がついたらへこませるくらいの気持ちで気長に続けましょう。できるだけ視線を上向きにして過ごすと目の疲れもとれて頭がスッキリします。
通勤に電車を利用する場合は、ほどよいスペースを確保できるのであればその時間にできることはたくさんあります。身長にもよりますが高い位置のつり革につかまると自然と背筋が伸びます。全身のストレッチ効果も期待できます。
首と両肩を後方に引くと背筋が鍛えられて肩が開いたような感覚を味わえます。スマートフォンや携帯電話は疲れ目の元ですから、みないに越したことはないのですがどうしても必要であれば下ではなく目線を上げてみましょう。
目線を上げている方を電車でおみかけすることはなかなかありませんが、ほかの皆さんが下を向いていれば上を向いていいて不審に思われることもありません。行き帰りに元気があれば取り組みましょう。
寝る前にすべきこと
寝る前にストレッチを行う気力があるかどうかは個人差が大きいところですが、猫背が治れば疲れにくく疲れのとれやすい体質になれるのですから、眠気をこらえて頑張りましょう。猫背を治すには腹筋も背筋も鍛える必要があります。
腹筋をゆっくり10回行ったあとは背筋もゆっくり20回はするのが理想です。足を押さえてもらわないとどちらもできない場合は、腹筋は足を壁に押し付けてその分ラクになるので20回は行いましょう。
背筋は、つま先を手でつかむようにエビ反り姿勢でゆりかごになったつもりで前後に20回ほど動くと良いでしょう。2~4セットできれば上出来です。初日の翌朝はきっと筋肉痛でスタイルが良くなった気分になれるはずです。
2日目3日目も続いて1週間1ヶ月が経過すれば習慣として身についてきたのではないでしょうか。さていつになったら猫背が治っているのかは、膝立ちをしてみるとわかります。膝立ちをすると骨が自然に立ち背筋が伸びます。この姿勢になったときにいつもと同じ姿勢だと思ったら猫背は治っています。いつもと違うなと思ったらまだ治っていないということになります。
周囲のみなさんに「姿勢が良くなったね」といわれるようになる頃には体調も良くなっていることでしょう。
まとめ
猫背は疲れる!意志よりコツをつかんで治す方法
猫背でソンをしていること
日中できること
寝る前にすべきこと