捻挫 を経験したことのある方は多いと思います。しかし、その時によって症状もさまざまです。少し腫れたけど痛みはそれほどでもなければ 病院 へ行くのもためらってしまいます。
どのような症状の時にどんな病院へ行くべきなのでしょうか?
よくある捻挫の対処の仕方と病院の選び方
捻挫の症状
まず捻挫とは関節の部分の損傷のことを言います。そして、骨と骨の間にずれがないもので、ずれが生じた場合は脱臼ということになります。
捻挫をしたときは腫れや痛みという症状があります。時には変形してしまっていたり、内出血がひどかったり、足がしびれるなど、症状の重いときもあります。捻挫した部分が痛くて動かせない、体重がかけられないなどの場合はすぐに病院で処置してもらうことが大切になります。
捻挫だと思っていたら、脱臼していた、骨折していたという場合もありますので、注意が必要です。
捻挫の場合の応急処置
捻挫をしてしまった場合はRICEと呼ばれている応急処置があります。
REST(安静)まずは患部を動かさないようにして、体重をかけないようにする。
ICE(冷却)患部を中心にして、氷水などを使って冷やす。15分~20分が目安とのことです。冷却スプレーや冷感パックなどを使うのも効果的です。
COMPRESSION(圧迫)腫れ、内出血を防ぐために患部を圧迫し、固定します。
ELEVATION(拳上)患部をなるべく高いところ、自分の心臓より高いくらいのところに保つことで、内出血することを防ぎます。
そして、病院へ行ったほうがいいか判断を迷ったときは安静にして様子をみることもあると思います。それで腫れや痛みがひいてきたときはいいのですが、後遺症が残る場合もありますので、やはり自己判断はせずに、病院で受診するのが一番です。
捻挫のときの病院の選び方
捻挫の場合は整形外科を受診することをおすすめします。それはレントゲン撮影によって、損傷の程度が的確に判断できるからです。場合によってはMRIの検査が必要になるかもしれません。
しかし、整骨院や接骨院などに行くという方もいると思います。歩いている時に足首を痛めてしまったなど、症状の軽い場合は整骨院や接骨院での治療というのも一つの選択肢です。
そして、捻挫が治るまでは安静にしていなくてはいけないため、どうしても周辺の筋力が低下します。関節が固まってしまうこともあるのです。
特に高齢の方の場合は筋力の回復のためのリハビリが必要になることがあるので、このような場合には整形外科が一番いいというわけではなく、整骨院や接骨院に通うのもいいと思います。
整骨院や接骨院では電気治療やマッサージ、患部を固定してもらうこともできます。整骨院は病院ではないのですが、骨折や捻挫、打撲などの治療であれば、保険は適用されるとのことです。
捻挫の後遺症について
捻挫の後の治療が適切に行われていなかった場合、関節の不安定さや痛みが残るというような場合があります。
もう治ったと思っていても、痛みや腫れが少し残っている、関節が不安定なままになっている、しびれやむくみがあるなどの症状があるときは後遺症が残っている可能性を考えなくてはいけないと思います。
捻挫の治療期間と病院での費用は?
捻挫の治療期間については、その捻挫の程度によって変わってきますが、病院へ通うような場合とすると、一か月で治るということは少ないようです。少なくとも3カ月~6カ月くらいはかかると考えておいたほうがいいと思います。
そして病院の費用については、初診で健康保険が適用になったとすると、だいたい2,000円~5,000円くらいの費用が必要になります。
もちろん、レントゲン撮影をする、ギブスを固定するなどの処置が必要な場合もありますし、飲み薬が出ると薬代もかかります。
そして、事故などの場合は診断書が必要なこともあり、予定外の出費がかかることも考えておかなくてはいけないと思います。
まとめ
よくある捻挫の対処の仕方と病院の選び方
捻挫の症状
捻挫の場合の応急処置
捻挫のときの病院の選び方
捻挫の後遺症について
捻挫の治療期間と病院での費用は?