「捻挫は病院へ行くべき?ほんとは怖い捻挫の恐怖(前編)」では、外側へ足を捻ってしまった時は早めに病院へ行き診察を受け適切な処置を行うことが重要だとご紹介いたしました。後編では、 捻挫 をしてしまった場合の応急処置法についてご紹介いたします。
応急処置後は必ず 病院 で診察と治療を受けるようにしてください。
捻挫は病院へ行くべき?ほんとは怖い捻挫の恐怖(後編)
捻挫の応急処置の方法知ってる?応急処置に大事なRICE処置とは
捻挫は完治が難しい怪我の一つですが、捻挫になってから48時間以内に適切な応急処置を行うことで早期治療が可能な怪我でもあります。怪我の治りを早くするためにも、整形外科へ行く前には必ず適切な応急処置を行いましょう。
捻挫で行う応急処置のことをRICE(ライス)と呼びます。RICEは捻挫の他にも打撲や骨折、肉離れの時に用いられる応急処置のことで、早ければ早いほど効果が出ます。
RICEは安静(Rest)、冷やす(Ice)、圧迫固定(Compression)、患部を心臓より高くする(Elevation)の4つの頭文字をとってRICE(ライス)となります。
安静(Rest)は怪我をした部分をできるだけ動かさないようにすることです。怪我をした部分に体重をかけたり、体を動かすと痛みが増したり、悪化したりする危険性があるためです。怪我をした時はなるべく動かず安静にしていることが重要です。
次に必要になるのが冷やす(Ice)です。氷や保冷、氷嚢などを使い患部をに当てて冷やします。この時に直接冷やすと凍傷になる危険性もあるため、薄手のタオルや帆応対などを患部に当てて冷やすようにしてください。15分程度冷やし、感覚が無くなるまで冷やしてください。
その後冷やすのをやめ、痛み出してきたら熱が戻って来たことになるので再度幹部を冷やします。この動作を繰り返し行い、腫れや熱、強い痛みが治まったら終了です。ただ、冷やし過ぎでも凍傷になるので気をつけて行う必要があります。
冷やしている途中で圧迫固定(Compression)を行ってください。幹部を動かさないようにしながら、圧迫することで出血や腫れを防ぐことができます。
腫れがひどくなると治りが遅くなると言われています。テーピングなどを用い幹部にパットなどを当てて患部を適度に圧迫しながら、固定してください。強く圧迫しすぎると2次的損傷になる危険性がありますので、足先や指先の感覚や色を確認しながら処置をおこなってください。
最後は患部を心臓より高くする(Elevation)を行ってください。幹部を心臓より高くすることで内出血を防いで痛みを緩和することができます。
RICEはあくまで応急処置です。そのため処置をしたから大丈夫という物ではありません。応急処置後は必ず整形外科で診察と治療を受けるようにしてください。
まとめ
捻挫は病院へ行くべき?ほんとは怖い捻挫の恐怖(後編)
捻挫の応急処置の方法知ってる?応急処置に大事なRICE処置とは