休日についつい寝過ぎて起きたら頭痛がして、憂鬱な気分のまま夕方になってしまったという経験は多くの方がされていることでしょう。早起きしても寝不足で頭痛がするし、もうどうして良いのかわからないとゴロゴロしていてはますます頭痛は悪化します。
寝過ぎ をなかったことにする 頭痛 の 治し方 をお試しください。
寝過ぎたせいで1日中頭痛が?治し方の効果は
安静より動く
寝過ぎると、なぜ頭痛がするのでしょうか。それは起きているときにじっとしていると肩が凝ってくるのと同じことです。同じ姿勢で長時間横になっていれば、血液の流れは悪化します。そこで起き上がると、身体は血流を改善しようと血管を拡張します。
このはたらきが感覚神経を刺激して頭痛を誘発するのです。この頭痛を早く治すには、血流を良くすることがいちばんですから、うがいをして常温のお水を飲んだあとに全身運動を軽く行うと症状が軽減します。
頭痛がするからとそのままソファーに座ってブランチを食べながらテレビを観るのは余計にボーッとしてしまいます。窓を開けて外の空気を2、3分吸うのもお勧めです。
今日は家でゆっくり過ごすにしても、1時間に1回は外気を取り入れると頭もすっきりしますし、寝つきも良くなります。頭痛が完全に治まるまで運動を続ける必要はありません。運動やストレッチをしすぎると、逆に疲れて血流が乱れます。
起き抜けから空腹をガマンして運動するのはつらいですし、「しなくてはならない」と思うとストレスで頭痛が悪化しそうなものです。「寝過ぎてからだを疲れさせてしまったから、ちょっと動いてみよう」くらいの気持ちでちょうど良いのです。
拡張か収縮かで対応を使い分け
寝過ぎの頭痛には大きくわけて偏頭痛と緊張型頭痛があります。どちらか片方がズキズキと痛む偏頭痛は、血管が拡張していますので収縮させるためにカフェインを摂取したり夏場であれば水シャワーを浴びるのも良いでしょう。
カフェインはコーヒーや紅茶、日本茶、ココアなどに含まれています。今まで寝起きにこれらの飲み物を飲む習慣のなかった方は効果てきめんか、かえって頭痛が悪化するかのどちらかです。慣れないものを体内に入れるのはリスクが伴います。
一気のみではなく、少しずつからだに浸透することをイメージしながら飲むと良いです。飲み過ぎるとお腹を壊してしまうかもしれませんし、あまり濃いコーヒーは控えたほうが無難です。
水シャワーは2、3分ほどで十分です。キーンとするような緊張型頭痛の場合は、筋肉が硬直・緊張状態にあり血管が収縮しています。したがって拡張する必要があります。
温タオルを首に当てるのもカンタンで良いですが、お風呂に入ってしまうのが気分転換にもなり、外出もしやすくなります。湯船に浸かったほうが筋肉はほぐれますが、シャワーだけでもOKです。お風呂前とお風呂上がりは水分補給を忘れずにしましょう。
体質を改善する
毎日早寝早起きができていれば、そもそもこんな苦労はしていません。寝過ぎてしまう原因の一つは夜更かしですが、早寝をするためにはまず早起きをして夜になったら自然と眠たくなるようにしなければなりません。
ひとまず休日も平日の起床時間と同じくらいに起きてしまうのです。その後、朝寝や昼寝を30分ほどすれば眠気も覚めます。
また休日の前夜は好きなものをたくさん食べようと楽しみにされているかもしれませんが、チョコレートや赤ワイン、チーズ、柑橘類などを好きなだけ口にするのはやめておきましょう。頭痛を誘発するチラミンという物質が多く含まれているためです。
その他も何でも食べ過ぎると胃腸のはたらきが活発になり寝つきも悪くなりますので腹八分を心がけて、目が覚めたときに朝ごはんを食べたいと思えるようになりましょう。また夜寝る前にお菓子などを食べ過ぎるのもビタミン不足で頭痛のもとです。
マグネシウムとビタミンBを摂取して予防します。マグネシウムはお米、野菜、お味噌、ひじきなどに、ビタミンBは大豆、卵、レバー、果物などに多く含まれています。休日の前日だけこれらを食べるのではなく、日頃から少しずつ摂取しましょう。
まとめ
寝過ぎたせいで1日中頭痛が?治し方の効果は
安静より動く
拡張か収縮かで対応を使い分け
体質を改善する