肩を動かすと痛みを感じる場合や、肩が痛みによって上がらなくなってしまった場合には四十肩が考えられます。四十肩は肩の筋肉や靭帯、関節胞に炎症がおきている状態です。治療方法はさまざまありますが、 四十肩 には ストレッチ が効果的といわれています。
では、なぜストレッチが効果的なのでしょうか。
四十肩にはストレッチが効果的!?
四十肩とは?
四十肩とは、正式には“肩関節周囲炎”とよばれており、肩関節の周囲におきている炎症のことです。肩関節は身体の関節のなかでも、非常に大きな可動域を動かすことができます。
そのためには、数多くの筋肉や靭帯、関節包などが連動されているため、炎症症状がおきたときに痛みなどの症状が感じられるようになります。四十肩と名前がついているように中高年層の年代の方に多くみられる傷害です。
四十肩の症状
四十肩の症状としては、肩が重だるく感じる、肩を動かす際に痛みを感じる、痛みが強くて肩をあげることが難しいというものが多くなります。
肩が重だるい場合には肩こりと勘違いしがちですが、肩こりの場合には原因が血流不足や筋肉の疲労が原因となりますが、四十肩の場合には肩の炎症症状となります。
軽症の場合には治療の期間が短く、症状も軽い状態のため特に日常生活に影響を及ぼしてしまうといったことは少ないです。
しかし、軽症の時点できちんと対処しておかなければ重症化してしまい、肩をあげることもできないため、洋服をきることが困難になるなど日常生活に支障をきたしてしまいます。
さらには、寝ている間にも痛みを感じ眠れなくなってしまうことが多くなってしまいます。
四十肩とストレッチの関係
四十肩の症状を緩和、改善するためにはこわばった筋肉をやわらかくして血流をよくすることが大切です。ただし、無理に可動域をあげるのでは再び症状を発症してしまう可能性があります。
そのため、ゆっくりと自分の症状に合わせて少しずつ可動域をひろげるようにストレッチをおこないましょう。筋肉は長い時間動かしていないと硬くなり、症状が再発、悪化してしまいます。
特にパソコンやスマートフォンを長時間使用している場合などには症状が重症化してしまう可能性が高いため、少しの間でもストレッチをおこなうことで筋肉のこわばりを予防することが可能になります。
ストレッチは簡単なものでもOK!
ストレッチはストレッチの時間をとり、ゆっくりと時間をかけておこなわなければいけないという考えをもっている方も多くいらっしゃるかと思います。
しかし、実をいうとなにかの合間やなにかをおこないながらと短い時間のなかでもストレッチをおこなうことができるのです。仕事の合間や家事の合間など、気がついた時に両手をゆっくりと身体の横で上げ下げする動作をおこなうだけでストレッチは完了です。
これだけの動作で肩から背中にかけての筋肉と肩甲骨まわりの筋肉をほぐすことができます。またストレッチをおこなう際には動かしている筋肉を意識しながらおこなうことでよりストレッチの効果が得られます。
さらに、お風呂上りなど身体があたたまっている状態でおこなうとより効果が期待できますので、お風呂上がりの時間に少しの時間でもおこなうことがおすすめです。
違和感を感じた場合には病院へ
四十肩は軽症の時点では肩を動かすことができるため、なかなか治療に目がいかなくなってしまい、気がついたら重症化してしまう場合が多くあります。
軽症の場合に治療をはじめることができると、完治するまでにかかる時間が少なくすみます。
しかし、重症化してしまうと、痛みによって眠れなくなる場合や日常生活が不便になる、さらには治療に対しての時間がとても長くかかってしまうのです。
そのため、少しでもなにか異常を感じた場合にはすぐに病院、または整骨院での治療をはじめることをおすすめします。
まとめ
四十肩にはストレッチが効果的!?
四十肩とは?
四十肩の症状
四十肩とストレッチの関係
ストレッチは簡単なものでもOK!
違和感を感じた場合には病院へ