シンスプリント は過労性骨膜炎という別名があるように、慢性的に疲労が蓄積してしまい発症する傷害です。この 原因 としては、主なものでは筋肉が硬くなってしまい骨膜を引っ張ることで炎症をおこしてしまうことといわれています。
そのほかにも原因がありますが、原因がはっきりとしている分、予防をすることも可能といわれています。
シンスプリントを引きおこす原因は?
シンスプリントとは?
シンスプリントとは、下腿にみられる傷害であり、疲労が蓄積されることで痛みなどの症状がみられます。別名は過労性骨膜炎と呼ばれることもあります。主には下腿の内側に痛みがみられますが、なかには下腿の外側にも痛みを感じる場合もあります。
特に運動を始めたばかりの方や、部活動などで急激に運動量が増加した場合などに発症しやすくなるため、“初心者病”ともいわれることもあります。
シンスプリントの症状は?
シンスプリントの症状としては、軽症の場合には下腿の内側に痛みを感じます。また、痛みは走る・跳ぶなどの運動をおこなった場合や患部を押した場合にのみ痛みを感じます。
しかし、痛みが重症化してくると歩くだけでも痛みを感じる場合や、動いていないのに痛みを感じる場合もあります。シンスプリントは軽傷の場合には我慢のできる痛みですので、症状が発症している場合でも運動を続けることが可能です。
しかし、運動を続けることによって症状が重症化してしまうと疲労骨折にまでつながってしまう可能性もありますので注意が必要になります。
シンスプリントを発症する原因は?
シンスプリントの原因としては、下腿の筋肉が付着している骨膜を引っ張ることで炎症を引き起こしてしまうことといわれています。下腿には腓腹筋やヒラメ筋などのふくらはぎの主要な筋肉がついています。
これらの筋肉は歩く動作や走る、跳ぶ動作などの場合に、大きな力を発揮します。そのため、疲労が蓄積しやすく、また酷使すると硬くなりやすいという傾向があります。
疲労の蓄積のほかにも、靴が合っていない場合や、コンクリートの上で運動をすることが多い、痛みがでるほど筋肉を伸ばしている、必要以上にアイシングをしてしまっているなどといった場合にはシンスプリンとを発症させる原因になりやすいといわれています。
シンスプリントを改善するには?
シンスプリントの原因が疲労の蓄積や筋肉が硬くなることで発症するといわれているため、筋肉のコリを取り除いてあげることがシンスプリントの改善につながることがわかっています。
気持ちの良い程度のストレッチをおこなうことや適度なアイシング、硬い地面上での運動をなるべく避けるなどといった方法で症状の悪化・改善をすることができます。
また痛みなどの症状を発症してしまっている場合にはなるべく安静にし、アイシングなどで炎症を抑えることで症状を改善させることができます。
シンスプリントは予防できる?
シンスプリントは慢性的な痛みのため、予防をすることが可能といわれています。
具体的な予防方法としては、ふくらはぎ周辺の筋肉をバランスよく、また効果的に鍛えることです。筋肉がついていても、つき方のバランスが悪い場合には筋肉が骨膜を偏った形で引っ張ってしまうため、バランスよく筋肉をつけることで予防効果が高くなります。
また、動作的に鍛えることでさまざまな動作をおこなう場合でも筋肉が疲労しにくくなります。
また、運動の前にはしっかりと筋肉を温めておくことが大切です。いきなり筋肉を動かしてしまうと筋肉が刺激に驚き、こわばってしまう可能性があります。
そのため、しっかりと筋肉をあたためてから運動をすることで筋肉の柔らかさを保ったまま運動することができ、さらに疲労を溜めにくくなるといわれています。
最後に、筋肉を使った後には適度にアイシングをおこなうといったことです。アイシングは20分前後おこなうことが適切で、保冷材を使用するのではなく、氷を使用することがおすすめです。
保冷材では温度が低すぎるため、反対に筋肉を硬くしすぎる可能性や凍傷を引き起こす可能性も考えられるためです。
まとめ
シンスプリントを引きおこす原因は?
シンスプリントとは?
シンスプリントの症状は?
シンスプリントを発症する原因は?
シンスプリントを改善するには?
シンスプリントは予防できる?