ストレッチボード を使ったトレーニング方法を小耳に挟んだことはありますか。ボールやボードなどの器具を使用するものには良い思い出がない…と躊躇される方もいらっしゃることでしょう。しかし反省しなくてもやる気さえあれば、今から始めることができます。
ストレッチボードで全身改造も現実に!!
即効性が高く、インドア向き
ストレッチボード(ストレッチングボード)とは、足関節を鍛えて柔軟にし可動範囲を広げるためのトレーニング器具です。運動不足の方は足首やくるぶしの下の筋を痛めることがよくあります。
少し走っただけで足がつる(ふくらはぎの筋肉が硬直する)こともあるでしょう。走らなくても足関節を鍛えることができるのであれば、それに越したことはありません。
ストレッチボードで鍛えている最中にケガをしてしまうことは滅多にないでしょうから、その点は心配なく足関節の捻挫やアキレス腱損傷のリハビリなどにも適しています。
足関節以外にも背筋や腹筋にも負荷がかかり良い全身運動になります。全身を動けせば自然と血流も良好になり、ケガをしたときの治りも早まります。ケガでなくとも、ふくらはぎは「第二の心臓」とよばれているくらいの鍛えがいのある部位です。
ふくらはぎの近短縮を改善し血流が良くなるとむくみや冷え性、高血圧や貧血にも効果があります。姿勢の矯正トレーニングにもなりますので、O脚やX脚の改善のために始めるのも理想的です。
ストレッチボードのお値段ですが、5千円~1万円ほどが目安です。すぐに飽きるのが目にみえる方はお手頃価格のものを購入するか、あるいは日曜大工で手作りするのも良いでしょう。
体力がなくても、できる
ストレッチボードはバランス感覚に自信のない方にも簡単に使いこなせます。足場は器具によりますが、平ら(水平)、前後左右に傾斜できます。ですから最初は平らな上に乗って、徐々に傾斜をつけていけば自然と筋肉は伸張するのです。
高い傾斜をつけてその姿勢で何秒間か静止できると、いっそうの負荷がふくらはぎにかかって効果的です。このとき呼吸を止めてはならず、また身体を戻すときは勢いをつけずにゆっくり戻します。
弾みをつけて前後左右に何百回も動くよりも、ゆっくりすぎるほどのスピードで20回のほうが効果が高いです。太もももやせてダイエットにもなります。O脚X脚の矯正には、O脚は①左右の足場を内側に傾斜させる。
②足の重心を真ん中に寄せる。③ひざの皿を左右くっつけ合う姿勢をとる。左右への開脚・閉脚を1日20回毎日頑張り、1ヶ月も経てば改善が実感できることでしょう。X脚は反対に①足場を外側に傾斜させる。②足の重心を外側に向ける姿勢をとる。
③外側へ向けたまま静止して20~60秒ほど頑張りましょう。
量より質で継続する
ストレッチボードはその気になれば180度近くまで角度を設定することが可能ですが、涙が出るくらいの痛みに耐えてまで傾斜をつける必要はありません。心地よい痛みがあるくらいの角度を設定し、アキレス腱側から静かに乗ります。
両足を乗せると手持ち無沙汰になりますから、転倒防止のために手すりなどがある場所を選びましょう。持ち運びできるような手すりは、倒れないかよく確認してから使用します。そして壁に背中をつけます。
テレビをみながらリビングの真ん中で行うイメージがあるかもしれませんが、壁に背中をつけたほうが安全です。それでは背筋が鍛えられない、などという心配はご無用です。壁に背中をつけるのは予想以上に良い姿勢をせざるを得なくなり、かなりの負荷がかかります。
ストレッチをしていると時間が経つのが遅いと感じるかもしれません。目安としては、1日10分ほどで十分です。2分ずつ5回でも効果はあります。1日1時間と決めるとつらくなりますし、3日も続かないかもしれません。
からだが柔らかくなっているときに行うのが良いですから、お風呂上がりに水分を摂ってから始めましょう。個人差はありますがそれほど汗をかくこともなく、もう一度シャワーをする必要もないのもストレッチボードのメリットです。
まとめ
ストレッチボードで全身改造も現実に!!
即効性が高く、インドア向き
体力がなくても、できる
量より質で継続する