日々の仕事や家事などが原因で肩こりに悩まされている方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。そんなときに助けてくれるのが、ストレッチポールです。
ストレッチポール は 肩こり だけでなくさまざまな身体の不調を整えてくれますが、今回はその中でも肩こりに対してアプローチをかけ、ご説明していきます。
ストレッチポールが肩こりに効く!
どうして肩こりがおきる?
肩こりが起きる原因として大きく2つ考えられます。まずは、多くの方の原因であろう猫背などの不良姿勢です。正しい姿勢というのは、背骨がS字に弯曲している状態です。このS字構造は重力による身体の負担を減らす働きがあります。
特に現代社会では、パソコンでの仕事が増加していることやスマートフォンの普及によって、S字の弯曲が崩れやすくなっています。S字弯曲が崩れた状態を長時間続いてしまうと、筋肉が凝り固まってしまい、これが肩こりの原因となるのです。
身体に対するストレスも肩こりの原因となります。毎日忙しく働いている方はもちろん、パソコンやスマートフォンなどで目を酷使していると、身体へストレスが蓄積され、身体に自然と力が入った状態が続いてしまいます。
すると、筋肉が慢性的に疲れてしまい、身体にさまざまな傷害がおきてしまいます。そのひとつとして肩こりの症状もあります。
ストレッチポールの効果
ストレッチポールを使用することにより、凝り固まっている身体がほぐされて正常なS字カーブを取り戻すことができます。特に、背中まわりの筋肉をほぐし無理なく正しい姿勢へと変化していきます。
また、ストレッチポールのすごいところは、背中だけでなく、胸の筋肉もほぐすことが可能なのです。猫背などの不良姿勢は胸の筋肉が硬くなることも原因になるのですが、ストレッチポールの上に寝ることで、腕の重さを利用して胸を自然と開いてくれるのです。
また、ストレッチポールを使うことで、心身をリラックスさせる効果があるといわれています。
それは、ストレッチポールを利用してストレッチをおこなうことで、呼吸が深くなる、身体が伸ばされて心地よさを感じることができる、筋肉の緊張をほぐすことができるのです。
脱力した状態でストレッチをおこなうと、副交感神経が優位に働くことで、心身ともにリラックスすることができるのです。
普段おこなっているストレッチも気持ちよいと感じますが、実はただストレッチするだけではどうしても力が入ってしまうので副交感神経を優位にすることが難しいのです。
どのような体操が効果的なのか
特に肩こりに効果的な動きをご紹介します。まずは、胸をひらく運動です。ストレッチポールを背骨に沿うようにして寝転がります。
手のひらを天井に向けた状態で、手の甲は床につけます。その状態のまま手を胸の高さまで上げる、元の場所へ戻すといった動きを繰り返します。注意するポイントとして、突っ張る感覚がある場合は動かしすぎているので、気持ちいいと感じる範囲で動かしましょう。
次は、先ほどの最初の姿勢を作ります。そのまま、今度は手の甲で円を描くように動かしていきます。この動きは、肩甲骨の周りの筋肉がほぐしてくれます。
最後に、肩甲骨全体の筋肉をほぐしていきます。ストレッチポールの上に寝た状態から、両手を天井に向かって伸ばしていきます。
横からみると、前ならえの状態になります。この状態のまま、ゆっくり手を天井のほうへ引き上げる、反対に床のほうへ向かって引き下げる動きを10~15回ほど繰り返していきます。
ストレッチポールだけでは効果がでない場合も
ストレッチポールを使ったエクササイズは効果には個人差があるため、すぐに効果が出る方もいれば、反対になかなか効果がみられない場合もあります。なかなか効果がみられない場合はただの肩こりではなく、なんらかの病気が関係している場合もあります。
そのため、なかなか肩こりが治らないと感じた場合には、病院で検査してもらうことをおすすめします。
まとめ
ストレッチポールが肩こりに効く!
どうして肩こりがおきる?
ストレッチポールの効果
どのような体操が効果的なのか
ストレッチポールだけでは効果が出ない場合も