腰痛に悩まされる人はここ数年で1,000万人を超えており、10人に1人は、腰痛もちに該当するともいわれています。 腰痛 を慢性化させないためには、早めの 改善 が必要です。
今日からすぐに始められるちょっとしたとりくみをご紹介します。ぜひ参考にしてください。
腰痛の改善は、日々のちょっとした工夫が大切
腰痛がひどいときにやるべきこと
ぎっくり腰とよばれる急性の腰痛の場合、腰痛改善の前に、まず始めに取り組むべき改善点は、「安静にする」ことです。
実は腰痛による症状がひどい場合、まずはその状態を鎮静させることが改善にむけての第一歩となります。
「安静にする」といっても、一日中できるかぎり体を動かさず横なる方法は、あまりおすすめできません。痛みが激しい腰痛であっても、できる範囲で腰にある筋肉を動かせば、回復を早める手助けになります。
痛みを伴わない範囲で、腰をかばいすぎず、普段どおりに過ごすことが大切です。
ただし、激しい痛みを伴う腰痛の場合、改善するための第一歩としては、コルセットの使用が望ましいです。コルセットは、腰への負担を軽減する役割がありますので、痛みを軽減しつつ日常生活を送り腰の回復を早めることが期待できます。
また、過去に激痛を経験した人なら、どうしても痛みを恐れてしまうことがあるのですが、容量を守った上で痛み止めを服用し、腰への痛みを軽減させる方法もあります。
腰痛がひどいときにまず改善へむけて必要なことは、日常生活の中で動かせる範囲で腰を動かすことです。
腰痛の主な原因
腰痛の改善に取り組む前に、そもそも腰痛が起こる原因を把握しておきましょう。原因を知っておくことで、痛みの悪化を予防できますし、腰痛を起こしにくい生活を身につけることが可能です。
腰痛が起こる直接的な原因は、人により複雑に絡みあっているのですが、まずはご自身で思い当たる点がないかどうかを考えてみてください。
デスクワーク
デスクワークをしている人の多くは、長時間同じ姿勢ととることで、必然的に腰に負担をかけてしまいます。
特にイスに腰かけるとき、少しずつゆがみ姿勢をとってしまう場合は注意が必要です。腰への負担が大きいだけでなく、骨盤のゆがみを引きこしてしまうと、腰痛の改善がむずかしくなります。
運動不足
運動をする習慣がないという人の場合も、腰痛を引き起こしやすいといえます。慢性的な運動不足は、腰周辺の筋力の衰えを引き起こしてしまいます。
腰を支える筋力が衰えると、日常生活でとる何気ない姿勢が、腰痛への負担を増加させてしまいますので、腰痛が起こりやすくなります。
血流の悪さ
意外に思えるのですが、血流の悪さも腰痛を引き起こしてしまう原因となります。全身の血流が滞ってしまうと、デスクワークなどで腰に負担がかかった際、腰痛の改善に必要な栄養素が届きにくくなりますので、ますます腰痛が悪化してしまうことになります。
インナーマッスルを鍛え、腰痛の改善や再発防止
腰痛を起こりにくくするためには、腰周りにある筋肉を鍛える方法が有効となります。腰は、上半身と下半身をつなぎ、前後左右と自在に動かすためにも重要な役割を担っています。
脊椎・関節・筋肉と靭帯が互いに連動することで腰としての役割を果たしているのですが、インナーマッスルと呼ばれる腰周辺にある筋肉を鍛えることで、大部分は筋肉で腰を支えることになりますので、腰痛の改善や再発防止が期待できます。
インナーマッスルとは、直接からだの外から触れることができない内部にある筋肉のことです。簡単な体操や筋トレをするだけでもインナーマッスルを鍛えることができ、結果的に腰痛の原因となる筋力不足や血流の悪さなども改善がみこめますのでおすすめです。
慢性化を防ぐために大切なこと
腰痛は慢性化しやすい症状のひとつです。痛みがあるだけでも日常生活に支障が出てしまいますし、ぎっくり腰などを再発してしまう恐れもあります。
腰痛の慢性化を予防するためには、原因をしっかりと見極め、取り除くことが大切です。
デスクワークや長時間同じ姿勢をとることが腰痛の原因であるならば、定期的に腰をストレッチするなどの改善法をぜひ取り入れてください。
また運動不足が原因で腰痛を引き起こしていると考えるなら、できる範囲からこまめにストレッチや腰痛体操を毎日の習慣として取り入れる方法もおすすめです。
ぜひストレスにならないようにちょっとした工夫をプラスしながら、腰痛の改善を目指してみてください。
まとめ
腰痛の改善は、日々のちょっとした工夫が大切
腰痛がひどいときにやるべきこと
腰痛の主な原因
インナーマッスルを鍛え、腰痛の改善や再発防止
慢性化を防ぐために大切なこと