腰から下に痛みやしびれが起きる 坐骨神経痛 ですが、 原因 は傷害や内科的疾患の他にもストレスやカルシウム不足などさまざまです。これらの原因は単体だけでなく、複合して症状の原因となることもあるので、それぞれの原因を詳しく知ることが大切です。
坐骨神経痛にはさまざまの原因がある!
坐骨神経痛とは?
坐骨神経痛とは、坐骨神経がさまざまな要因から圧迫などの障害を受けたことにより、腰やお尻、下肢に痛みやしびれが出る症状のことです。
多くの場合、腰痛が最初に起こり、お尻や太ももの裏、ふくらはぎの裏、足先へと徐々に痛みやしびれの範囲が広がると言われています。
坐骨神経とは?
腰から足裏まで伸びている体の中で最も大きな神経といわれています。5つある腰椎の間から伸びている腰神経と仙骨神経が合わさって坐骨神経となります。
坐骨神経痛の原因~年齢別~
坐骨神経痛には年齢によっても原因が異なると言われています。若い人の場合は、腰椎椎間板ヘルニアが原因となる場合が多いといわれています。
腰椎椎間板ヘルニアは腰椎の椎間板の中にある髄核がなんらかの原因で突出してしまい、神経が圧迫されしびれや痛みが起きてしまう傷害です。この際に、圧迫される神経が「坐骨神経」でるため、腰椎椎間板ヘルニアが坐骨神経痛の原因のひとつになるというわけです。
また、高齢の方には腰部脊柱管狭窄症が原因となる場合が多いと言われています。腰部脊柱管狭窄症は、背骨の中心にあり、脊髄や馬尾神経が通っている脊柱管が狭くなる症状をいいます。
腰部で発症してしまうと、馬尾神経が圧迫されてしまうため、坐骨神経痛の原因になってしまうと言われています。
また、高齢の方は、変形性腰椎症も原因のひとつにあげられています。この障害は、加齢や長年同じ姿勢を繰り返すことで、腰椎の形が変形してしまい、痛みやしびれを起こしてしまいます。
これはそのまま坐骨神経痛の原因になる場合もあれば、腰部脊柱管狭窄症の原因となることもあります。
坐骨神経痛の原因~傷害別~
その他に坐骨神経痛の原因となるものでは、腰椎分離症や梨状筋症候群、外傷による腰椎の圧迫などがあげられます。
これらは、怪我が原因によって坐骨神経が圧迫され下肢にしびれや痛みが生じる坐骨神経痛が起きてしまいます。
坐骨神経痛の原因~その他~
坐骨神経痛の原因になるものは、傷害の他にも帯状疱疹や脊髄腫瘍や骨盤内腫瘍、糖尿病などの内科的疾患の他にアルコール依存症、喫煙、ストレスなどもあげられています。
内科的疾患が原因となる場合は、腫瘍などにより、神経が圧迫され坐骨神経痛が起こります。また、ストレスが原因になる場合は、ストレスによって自律神経が乱れ、交感神経と副交感神経のバランスが崩れることにより坐骨神経痛が起きるといわれています。
カルシウム不足には注意
さまざまな原因の他にもカルシウムの不足には注意をしてください。
カルシウムが不足してしまうと、骨がもろくなってしまい、骨の弱さをカバーするために筋肉が活発に働き過ぎて周りの神経を圧迫されてしまいます。これが原因となって坐骨神経痛が起きてしまう場合があります。
さらに、ストレスが溜まってしまった場合に血中のカルシウムが不足してしまうこともあるのでやはりストレスには気を付けてください。
症状の改善にむけて
坐骨神経痛の痛みやしびれを和らげるためには、先ほど述べた原因を取り除いていくことが重要です。傷害や内科的疾患が原因の場合には、自力で原因を取り除くことが難しいので、早めに病院へいって治療してもらうことが重要です。
また、坐骨神経痛が起きた際にストレスが原因ではない場合でも、ストレスが溜まってしまうと痛みやしびれを悪化させる原因になってしまう場合もありますので、ストレスを溜めることには注意をしてください。
まとめ
坐骨神経痛にはさまざまの原因がある!
坐骨神経痛とは?
坐骨神経とは?
坐骨神経痛の原因~年齢別~
坐骨神経痛の原因~傷害別~
坐骨神経痛の原因~その他~
カルシウム不足には注意
症状の改善にむけて